こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李 春明です。
ストレスに弱く、なんとかストレスに強くなりたい!と考えている人は多いのではないでしょうか。
ストレスに強くなるためには、耐性を高めないといけないと考えがちです。
ストレスに強い、耐性があるとことを「我慢強い」「メンタルが強い」と言ったことを連想する人や、ストレスに強くなることは我慢強くなければいけないと考えている人もいます。
「ストレス耐性」とはストレスに対するタフさ、ストレスにどれだけ耐えられるかという抵抗力のことです。同じ環境下でも、ストレスを強く感じる人と感じにくい人、あるいはストレスに打ち克てる人とそうでない人がいるのは、個々のストレス耐性に差があるからです。
コトバンク
このような意味がありますが、ストレスに耐えると考えてしまうとどうしても我慢すると思ってしまいますよね。
しかし、ストレスは我慢しても強くはなりませんし、忍耐強く辛抱するものでもありません。
我慢や忍耐は日本では美徳とされていますが、ストレスが余計かかってしまうだけです。
ストレスに強くならなくてもいい!大事なことは反応しないこと
ストレスに弱い人がストレスに強くなりたい。
ストレス耐性をつけたいと思いがちですが、ストレスは、強くなる、耐性をつけるのではなく、反応しない練習をすることではないでしょうか。
反応しない練習とは、感情に振り回されないということです。
ストレスをなぜ感じるのか?といえば、それは不快に感じてしまう感情を受け取っているからです。
その感情に反応しなければそもそもストレスを感じることはなく、環境を変えれば済むのではないかと思います。
では、ストレスに反応しないということはどのようなことなのでしょうか?
ストレスに反応しないということとは?
外からの刺激や状況に対して自動的に反応するのではなく、
その刺激が自分の内面に与える影響をコントロールすることを意味します。
この能力は「情動調節」とも呼ばれ、感情に巻き込まれるのではなく、
感情を客観的に観察し、適切に対処することが求められます。
情動調整と は,個人の目標を成し遂げるために,一時的で 強い特徴を持つ情動反応を,モニターしたり, 評価したり,変化させたりするべく発動され る,内在的及び外在的なプロセス
年長児の情動調整に対する保育者の捉え – J-Stage
ストレス反応が起こると、多くの場合、激しい感情が伴います。
怒り、不安、恐れなどが瞬間的にわき上がります。
ここで大切なのは、これらの感情に即座に反応するのではなく、一旦その感情を「観察」する立場に立つことです。
自分が今、何を感じているのかを静かに観察し、「怒っている」という感情を「私は怒っている」と自己宣言することで、感情が自分の全存在を支配するのを防ぎます。
つまり、感情をただ感じることがとても大切で、そこには否定も肯定もなく、
ただ「そうなんだ」と感じることです。
そして、感じた感情を無理に抑え込むのではなく、
その感情を受け入れることも大切です。
全ての感情は一時的で、必ず流れ去っていきます。
感情を否定するのではなく、一部の自分として受け入れることで、
感情のコントロールが可能になります。
そうすることで、客観的に「今」をみることができるので、
本当にすべきことがわかるようになります。
ストレスフリーの生き方は自分を理解することで築けます。
ストレスに反応しない訓練は、自己の内面と向き合い、感情を理解し、自分を知ることです。
それは一朝一夕に得られるものではなく、日々の練習と自己意識の向上が必要です。
自分の心の動きを理解し、適切にケアすることで、私たちはより健全で、ストレスに強い心を育むことができるのです。
もし、あなたが、ストレスで辛い状況になっているのなら、反応しない練習を試してみてください。
一人でやることが難しいと感じる場合は、私にしてみてください。
相談するだけでも心が軽くなるかもしれません。