こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李 春明です。
孤独感に悩んでいますというご相談を受けることも多いのですが、お話をお聴きしていて、
孤独感ではなく、実は孤立感に苦しんでいる場合が結構あります。
本人が孤独感と認識するか、孤立感と認識するかで、問題の解決が大きく変わってくるので、
もし、孤独を感じていると思ってカウンセリングを受けたけど、なんか違う。
と感じた人は、一度この記事を読んでみてください。
孤立感とは?
孤立感とはどのようなことでしょうか?
まずは孤立の言葉の意味からまずは調べていきましょう。
孤立とは
他から離れて一つだけ立っていること。また、仲間がいなく一人ぼっちなこと。他の助けがなくただ一人でいること。
コトバンク
とあります。
「孤立感」とは、一人ぼっちであるか、
または理解されていないと感じることを指します。
それは、社会的、感情的、または物理的な距離から生じることがあります。
人は、他人とのつながりや共有の瞬間を通じて、
人間関係や社会の中で自分の位置を理解します。
孤立感を感じると、そのつながりや共有の瞬間が欠けているか、
または不十分であると感じることが多いです。
この感覚は、特定の状況や環境変化、
例えば引っ越し、離婚、愛される人の死、新しい職場や学校への転職・転校など、
新しい環境や状況に適応しようとするときに特に強くなることがあります。
また、社会的なつながりの欠如、友人や家族との関係の変化、
またはコミュニケーションの困難さも孤立感を引き起こす可能性があります。
孤立感を「消化」するとは、この感覚を理解し、受け入れ、そしてそれに対処する方法を見つけることを意味します。
それは自分の感情や体験を認識し、それらを積極的な方法で解釈・処理することを含むことができます。
孤独感とは?
一方孤独感とはどのようなことでしょうか?
孤独とは、精神的なよりどころとなる人や、心の通じあう人などがなく、さびしいこと。
ウィキペディア
とあります。
「孤独感」とは、人が自分自身を孤立していると感じる、または他者との深いつながりや理解を欠いていると感じる心の状態を指します。
この感覚は、物理的な孤立だけでなく、社会的、感情的な孤立からも生じることがあります。
社会的孤独
社会的なつながりや交流が少ない、または十分でないと感じる状態。
例えば、友人や家族とのコンタクトが少ない場合や、新しい環境や集団に適応する過程で経験することが多い。
感情的孤独
深い感情的なつながりや支えを欠いていると感じる状態。
例えば、親しい人との関係が希薄であるか、理解や共感を得られない状況など。
実存的孤独
人生の意味や目的、存在そのものについての孤独感。
人は時として、宇宙や存在全体との関連性や意味を探求する過程で、この種の孤独を経験することがあります。
孤独感は、一時的なものから持続的なものまで、さまざまな度合いや形で存在します。
短期的な孤独感は、新しい環境や状況への適応、大きな人生の変化などの一時的な要因によって引き起こされることがよくありますが、持続的な孤独感は、深刻な心理的苦痛や健康問題につながる可能性があり、注意が必要です。
孤独感を経験することは、人間の一部であり、時としてそれを通じて自己理解や成長を遂げることもあります。
しかし、その感覚が長期化し、日常生活や健康に悪影響を及ぼす場合は、カウンセリングなども必要になります。
どちらも克服していくには、カウンセリングの手助けが時には必要な時もあります。
ですが、この認識が違っていると、より時間がかかってしまう場合もあります。
まずは、自分は孤立感と孤独感どちらを感じているのだろう?
と、自分の感情をよく観察することです。
とはいえ、間違っていることがいけないことではありません。
自分の感情がどちらかわからないという方もいます。
その時には、どちらの感情かわからないと、そのまま話してくださいね^^