こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李 春明です。
仕事のプレッシャーに弱いことに悩んでいるという方も多いと思います。
仕事の中には、一切ミスが許されないような仕事もあり、
毎日プレッシャーに押しつぶされそうになりながら働いていたりする人もいます。
また、昇進して役職つくと責任へのプレッシャーから、
昇進することが怖いという人もいらっしゃいます。
プレゼンなどをする場合でもプレッシャーを感じてうまく話せずに自分能力を発揮できない。
など、プレッシャーによって、精神的にも体調的にも辛い。
常に緊張状態の中でいることは本当に精神も消耗するので大変だと思います。
少しでもプレッシャーを感じないようにできればと思いますよね。
この記事が少しでもプレッシャーに弱いと感じている人が軽減できるきっかけとなればと思います。
プレッシャーに弱いと感じる理由
プレッシャーに弱いと感じる背後には、多くの心理的要因が存在します。
自己評価の低さと完璧主義
自分の能力や過去の実績に自信を持てない人は、新たな課題や状況に直面した時、
プレッシャーの下でのパフォーマンスに不安を感じやすいです。
この自己評価の低さは、完璧主義の傾向とも関連しています。
完璧を追求することが強い要求として自分自身にのしかかると、そのプレッシャーは増大します。
そして、その完璧を求める心理は、過去にプレッシャーの下で失敗した経験からくることも少なくありません。
一度失敗を経験すると、同様の状況で再び失敗することを強く恐れるようになるのです。
不確実性への不快感
さらに、人は未知のこと、つまり結果がどうなるかわからないことに対して、
プレッシャーを感じることがあります。
この不確実性への不快感は、新しい状況や変化に対して迅速に適応するのが難しい人に特に強く見られることがあります。
私たちは社会的・文化的背景からの影響
一部の文化や家庭では、高い達成を求める価値観が根付いており、そのような背景からくるプレッシャーも無視できません。
認知の歪み
さらに、事実をよりネガティブに解釈してしまう認知の歪みが、
プレッシャーを感じやすくする要因として考えられます。
このような認知の歪みは、自己効力感の欠如、
すなわち自分の能力で困難を乗り越えられないという信念とも関連しています。
これらの心理的要因が絡み合うことで、プレッシャーに弱いと感じることがあります。
そのため、プレッシャーに対する感受性を低減させるためには、
これらの要因の理解と、自分自身の心の中での向き合い方が必要となります。
では、どのように自分と向き合うことで、プレッシャーに弱いことを克服していけば良いでしょう。
プレッシャーに打ち勝つための自分との向き合い方
プレッシャーに打ち勝つために自分と向き合う方法は、心の持ち方や環境の調整、技術的なスキルアップなど、多岐にわたります。
まず、プレッシャーを感じる原因やトリガーを特定することが大切です。
自分がどのような状況や要因でプレッシャーを感じるのか、日常の瞬間や出来事を通じて自分自身を観察しましょう。
例えば、「新しいプロジェクトが始まるときに不安になる」、「人前でのプレゼンテーション時に緊張する」といった具体的な瞬間を特定し、それに関連する思考や感情を洗い出すことが有効です。
このように、その背後にある思考や感情のパターンを明確にします。
次に、プレッシャーを感じる自分を否定しないことです。
仕事のプレッシャーを感じることは、それ自体が悪いことではありません。
感じた感情をそのまま受け入れ、無理に変えようとせず、一旦認めることから始めます。
そうすすることで、冷静に自分を客観視することができます。
プレッシャーを感じると思考能力が鈍ったり、思考が停止してしまったりする場合もあります。
なので、冷静に判断できるように、自分の感情を含めて客観視することは大切です。
参考:https://www.colorado.edu/health/2020/05/05/3-tips-help-you-overcome-pressure-be-perfect
自分と向き合っていくからこそプレッシャー克服できる課題が見えてくる。
自分と真摯に向き合うことで、プレッシャーや
その他の感情に対する理解が深まるとともに、
それに伴う課題や乗り越えるべきハードルも明確になります。
そして、それらの課題に対して具体的なアクションや方法を
模索・実行することで、実際のプレッシャー克服へと繋がっていくのです。
人は多くの場合、自分の内面や感情に向き合うのを避けがちです。
なぜなら、それは時として痛みを伴うものだからです。
しかし、その痛みや不快感を避け続けることで、真の解決や成長からは遠ざかってしまいます。
プレッシャーを克服する為には痛みと向き合うこと
逆に、その感情や痛みと向き合い、それを深く探ることで、
自分の内面の動きや背景にある要因、そしてそれを克服するための手段が見えてきます。
例えば、あるプロジェクトのプレゼンテーションが控えているとき、その前に緊張やプレッシャーを感じることは自然です。
しかし、その仕事のプレッシャーの背後に何があるのかを探ると、それは「失敗を恐れる気持ち」や「他人の評価を気にしすぎる」などの深層的な感情や思考パターンがあることがわかるかもしれません。
そのような背後にある要因を明確にすることで、具体的にどのようなアクションを取れば良いのか、どのような考え方の修正が必要なのかが見えてきます。
そして、それに基づいた行動をしていくことで、プレッシャーを克服していくことができるのです。
最終的に、自分と向き合うことは、自分自身の成長や発展のための鍵となるのです。
仕事のプレッシャーは、その過程で現れる一つの障壁や試練に過ぎません。
それを乗り越えることで、自分の可能性やキャパシティをさらに拡大することができるのです。
もし、あなたが仕事のプレッシャーに押しつぶされで辛いと感じているのなら、一度ご相談ください。
あなたの痛みを理解し、一緒に乗り越えていきましょう。