こんにちは。

生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。

カウンセリングをしていく中で、クライエントさんから、「人に期待しすぎる癖を治したい」「相手に求めすぎる癖をやめたい」というお話はよく聞きます。

人と話をしている時でも、自分が期待した答えが返ってこないと不機嫌になってしまったり、思っていたリアクションや返事ではないと傷ついて、落ち込んでしまったり、あの人ならきっと分かってくれている。 どんなときもちゃんと見てくれているはずだと勝手に期待し、実際は、自分の気持ちとは大きな温度差があり多くの場合は失望してしまいます。

そして、誰も自分のことをわかってくれない!と感じ、やっぱりもう誰とも関わりたくないなーと思って人を避けてしまいます。

このように、人に期待しすぎて傷つき、人とのコミュニケーションをとることに苦しむ方は意外と多いのではないでしょうか。

期待しては失望することを繰り返していくのは相当なストレスになってしまいますよね。

それだけで生きづらさを感じてしまい常に孤独を感じている人もいます。

期待するのをやめたいのに、なかなかやめられない。

なぜ、常に人に期待してしまうのだろう。

と毎日のように悩んでいるのはとてもしんどいですよね。

期待とは「こうあるべき」という偏った考え方でもあります。

期待することが全て悪ではありません。

自分に期待し、自己実現させるために努力していくことは悪いことではありませんよね?

では、他人に期待することはなぜ、苦しくなってしまう原因になるのでしょうか?

クライエントさんの話を聞いていく中で、期待してしまう人は物事を常に上向きで考えています。

例えば、就職などでも一生懸命やってきたから必ず合格するというプラスで物事を考えてしまいますよね。

それがもし達成できないと酷く落ち込み挫折してしまいます。

このような考え方は、幼少期に親が過保護だったりなども原因にあるかもしれません。

親がなんでも言うことを聞いてくれたり、自分が期待する思い通りになるように意見が通ってきた場合に、他人も私と同じように考えてくれるだろう。

私がこのように話したら、こんな返事が来るべきだろうと言う考えになってしまいます。

人によって考え方は異なるので、それぞれの人に「こうあるべき」と言う価値観があります。

ですので、自分の考えと他人は違うんだ!と言うことをまず最初に知らなくてはいけません。

相手に期待し相手に求めても相手と自分は違うということに気づきましょう。

相手に期待し、それが叶わなくて怒ってしまったり、落ち込んでも、相手はあなたとは違う価値観や考え方を持っています。

ですので、自分の価値観という主観で相手を判断しないことです。

なので、もし、自分が何か相手に期待していることがあれば、今私は相手にこんな返答を期待しているなということに、その場で気づいていけばいいです。

自分がその場で自覚することができれば、期待通りに行かなくても受け入れることもできるはずです。

期待しない生き方をしていくためには、思い通りにはならないこともあることを知ること

期待しないためには、人生は思い通りにならないこともあるということを知ることが必要です。

ですので、期待して思った通りの答えや行動が返ってこなくてイライラしてしまった時には、そのイライラを相手にぶつけてしまう前に、まずは「あっ今自分は相手を思い通りにコントロールしようとしているな」と心の中で考えて立ち止まってみてください。

そして、コミュニケーションの本質は先に与えることです。

相手に期待している人の多くは、与えずに自分に与えてくれ!と思っています。

そのような思考のままだと、誰にも与えてもらうことはできません。

まずは、あなたから先に相手に与えることを考えてみましょう。

受け身ではなく、自分から行動していくことが自分の自信にもつながっていきます。

もし、それでも苦しい、やめたいと悩む場合は、一度カウンセリングを受けてみることもお勧めします。

専門家に話をするだけでも大きな気づきがあるかもしれません。

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