こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
最近は、カウンセラーと名乗る人が増えていて、ネットやSNSなどでも発信している人が増えています。
その中で、原因!原因!問題解決!気づきと連呼している方って結構いらっしゃいます。
そんな中で、こんな投稿をSNSで発見しました。
以前、他のカウンセラーさんにカウンセリングを受けたのですが、で「原因、原因」と尋問されているようで、自分が話したい話が全くできなくて、挙げ句の果てに、カウンセラーさんから原因はわかりません!と言われて、私が悪いのかと悲しい思いをしました。原因って見つけないといけないのですか?
と、とても悲しいそうで、カウンセラーは信用できないといった感じでした。
私の見解から申しますと、カウンセラー側が、クライエント様に「原因が見つかりません」と伝えるのは、あり得ない行為です。
単にカウンセラー側の知識、経験不足ではないかなと思います。
といっても私が正しいわけではないので、あくまで私のカウンセリングではという注釈が入りますが。
なんでも原因を見つけようとしなくても良いと私は思っています。
クライエント様がまだ気づいてない奥底に問題解決につながる気づきが隠されているのですから、カウンセラーが、そこを誘導するようなことはもってのほかだと感じています。
悩みの解決に原因分析は必要はない!
カウンセラーの中には、なんでも幼少期に結びつけて、幼少期の環境や出来事が今の悩みを生んでいるから幼少期の親との関係の中に原因があるので何かなかった?と分析したがる人が多いです。
それって、結局カウンセラー側の主観になってしまうのですよね。
なので、私の場合は、今すぐ原因を見つけようとしなくても良いよとお伝えしています。
また、原因を探そうとして質問してもカウンセラー側が自分の都合の良いように誘導していたら意味がありませんし、心の悩みは過去の原因を知ったところで解消できることは少ないです。
え?今まで散々原因、原因って言われてきたんですけどと思う方もいると思います。
例えば、あなたが風邪を引いて熱を出したとします。
その時に、なんで風邪を引いたんだろうと原因を探しても風邪は治ることってありませんよね。それよりも、病院へ行くか、解熱剤の薬を飲み安静にすることで風邪は回復していきますよね。
つまり、原因を探しても悩みは解消できないということです。まずは、先に見るところは「今」です。
原因を見つけることは大切なことではあるのですが、心の場合は今悩んでいることに対しての不安など、クライエント様から話をしっかりお聞かせいただき、これからどうしていくか?ということをクライエント様と一緒に考えていきます。
カウンセラーが問題解決策を提示しても本人の悩みは解決しない。
ネット上の多くのカウンセラーは、自分の経験や体験をもとに、クライアント様に「同調」する人が多いです。
カウンセラーに必要なことはクライエント様の話を聞き、共感的な理解です。
それを、「うんうん!私も経験したからわかる!」というのは共感でもなんでもありません。
ただの同調です。
共感とは、クライアント様の今の不安や悩みを理解することからできることです。
自分の経験ではなく、「そんな状態だったら、ムカつくよね」とか「辛いですよね」とカウンセラー側がクライアント様と同じ視点で見ることができるかどうかが共感と私は解釈しています。
共感とは?
出典
問題解決をカウンセラーが目指すことがカウンセリングではない
私は、苦しんでいる人の相談に答えることがカウンセリングではないと思っています。
その人が自分の力で立ち上がって歩けるまで一緒につきそい、寄り添っていくことこそ本当のカウンセリングだと考えています。
なので、アドバイスということは極力致しません。
アドバイスをする時もありますが、非常にタイミングも難しいので、最初の段階ではアドバイスはしません。
問題を解決するのはあくまでクライエント様なんです。
つまり、あなた自身しか自分の問題を解決することはできません。
ですので、自分の問題と向き合っていけるように私は、あなたの話を聞き、あなたの感情に共感し、一緒に歩んでいくことが私のカウンセリングになります。
もし、あなたが、私の話を聞いてほしい!
誰にも理解されなくてツラいと感じていたら、一度ご相談ください。