こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
私自身も過去に大きな間違いを犯し、その間違いが自分が招いたことだということに気がついて、自分と向き合い続けてカウンセラーの道へ進むことを選択しました。
私自身は今でもお師匠さんに相談したりしています。
そして、私は、自分の問題を克服したから、それと同じ事でカウンセリングをしているわけではなく、知識と経験を積みあげて、クライエントさんに様々な相談のカウンセリングを行っています。
アメブロやSNS系、アドラーなどにも多いのですが、自分の経験のみでカウンセラーを名乗る人たち。
これ結構多いです。
それはそれでクライエントさんたちが満足してよくなってくれるのでしたら良いのですが、私は、「過去の自分の問題を克服してその方法をあなたに教えます」と言った人のカウンセリングなどを受けるのはかなり危険だと思っています。
あなたもそんな人のカウンセリングを受けたことないですか?
自分の克服した経験でカウンセリングする人は、自分のやり方や考えを押し付けてしまう
自分がこのように克服したからあなたもこのようにやればできる!と教える人が非常に多いです。
これはカウンセリングの業界だけではなく、様々なところである問題ではないかと思います。
経験を伝えることは否定しません。
私も自分もこんなことがありました。と伝えることはあります。
ですが、それは同じような状況の時やタイミングをみて話す時のみです。
自分の克服した経験しかない人は、その経験ややり方をクライエントにも押し付けてしまいます。
こうやれば克服できる!なぜならドン底だった私が克服して今はキラキラ輝いている方法だから。
と一緒に考えてくれることもなく、決めつけてしまいます。
同じような状況の人にはハマる場合もありますが、人によって悩みや問題は異なります。
悩みの背景や家庭環境も異なるのですから、原因も違うわけです。
自分の主観をクライエントに押し付けることはクライエントを縛ることになる
今まで、様々な感情や、過去の呪縛などに縛られてきたクライエントの心を解放していく為に一緒に考えて導いていくのがカウンセラーの役目だと思います。
それを、主観的にやり方を押し付けるということは、今まで縛られてきたクライエントを今度は、形を変えてカウンセラーが縛り続けることになります。
これでは、クライエントさんは苦しみ続けることになってしまいますよね。
本来、自分がどうしたいのか?を自分で選択し、行動していけるようになっていくのがカウンセリングの場であると思います。
人に言われてその通りにやるのでしたら、そこにはクライエントの意思がないわけで、結果的によくならないですよね。
その結果、カウンセラーに対して陰性転移が起こり信用できなくなり再び傷ついてしまうこともあります。
そもそも、克服した!と自分でアピールしている人に限って克服できていない。
これは非常に多いのですが、克服した!と言っている人が全く克服していない場合が多いです。
重度の不安障害を持っている方が、カウンセリングも受けずに自己啓発書を読んで克服した!と言って同じ不安障害を持った方をカウンセリングしているのを見かけたことがありますが非常に危険な行為です。
なぜなら本人がまだ不安障害を克服できていないからです。
自己啓発書を読んで酔っているだけに過ぎない人からカウンセリングを受けることは非常に危険です。
このような人は非常に多いと思います。
なので、私は、そうならないように定期的に自分の今を確かめ、知識も経験も増やせるように私自身が師匠にお願いしています。
それは何も恥じることでもないですし、そうすることが私のクライエントさんの為だと考えているからです。
確かに苦しかった経験を克服して、それを誰かに伝えることは良いことです。
それがその人の勇気にも自信にも希望にもつながることもあります。
ただ、それはその人だからできたことであって、他人ができることではないということです。
悩みを抱えている人はそれぞれ様々な背景があり、様々な感情や傷を抱えています。
その傷をほぐしながら、安全基地として受け入れて一緒に考えていくのがカウンセラーではないのかなぁと私は思っています。
ただし、そのような人が合うという人もいるので100%否定しているわけではなく、危険なこともありますよということを知っておいてほしいというだけです。
だからと言って私のカウンセリングを受けてほしいってわけでもありません。
決めるのはあなた自身なのですから。
あなたが見極めて決めてくださいね。
もし私にご興味を持たれた方はプロフィールをみてみてください。