こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
職場での人間関係がうまくいかずに悩んでいるという相談はよくいただきます。
仕事でミスをする自分も悪いのですが、陰で聞こえるように文句を言われたり、
自分だけ無視されたりされることがとても辛くてやめたいのですが、
なかなか言い出せずに毎日仕事へ行くのもしんどいです。
職場は、家よりも長くいる場所でもあるので、
人間関係がうまくいかなければとても辛いですよね。
しかし、経済的理由や次の職への不安から、簡単には職を変えられない現実もあります。
では、そのようなジレンマに陥っている場合はどのような考え方を持てばいいのでしょうか。
人間関係の苦しみから一歩踏み出すための視点
まず、心の中に目を向けてみましょう。
私たちが経験するストレスの多くは、他者との関係性だけでなく、自分自身の内面に根ざしています。
自分がどのように感じ、どのように反応しているのかを理解することから始めましょう。
自己理解が進むにつれ、人間関係における自分の役割や、それが自分の感情にどのように影響しているのかが明らかになるでしょう。
次に、自分の価値観について考えてみましょう。
職場の人間関係において何が重要で、何を求めているのか。
その価値観が現在の状況と合致していない場合、内心で葛藤が生じ、ストレスが増大する可能性があります。
価値観を明確にすることで、何を基準に行動するべきかがわかり、
解決への道筋が見えてきます。
また、自分が感じている感情を知ることも大切です。
職場で感じる不快な感情や反応は、過去の経験や深層心理から来るものかもしれません。
このパターンを理解することは、感情のコントロールを学ぶ第一歩です。
対人関係での境界線を知ること
境界線が近過ぎたり、遠過ぎたりしても適切な人間関係は築けません。
自分にとって、適切な境界線を知ることで、ストレスを感じない対人関係を結ぶことができます。
自分にとって何が受け入れられるか、また何が受け入れられないかをはっきりさせることは、健全な人間関係の基盤を築く上で不可欠です。
これには、自分の限界を理解し、それを超えないようにする自己主張が必要です。
あなたの心の健康を最優先に考え、自分自身を守るための境界線を設けましょう。
人間関係における境界線を心理学ではバウンダリーと言いますが、
バウンダリー(境界線)とは、「私」と「あなた」を区別する人間関係の境界線です。
参考文献:What are Personal Boundaries?
仕事をすることが目的にならずに、あなたが幸せになることを考えましょう。
では、仕事をなんのためにするのでしょうか?
食べていくためという、生活ももちろんありますが、苦しいのに頑張り過ぎて、
あなたの人生も苦しくなる必要はないはずです。
仕事での成功が全てではなく、それは幸せへの道のりの一部に過ぎませんよね?
重要なのは、仕事を生きがいや幸福の唯一の源泉と見なすのではなく、自分自身の幸せを優先することです。
幸せとは何かを自分自身で定義する勇気を持つことも大切なことです。
自分の内面と真摯に向き合い、心の平和と幸福を優先する生き方を選択することで、より豊かで満たされた人生を送ることができるのではないでしょうか?
頑張り過ぎずに、苦しかったらそこから離れる選択をしてもよいのですよ。