こんにちは。

生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。

過去に辛いことがあって、その辛い気持ちが癒えないまま、何か引き金があると、
そのきっかけになった人を責めてしまう。

そして、罪悪感を感じて落ち込んでしまう。

そんな自分が嫌で辞めたいと思っていても、あの時にあんなことをされなければ
こうはならなかった。

私は悪くないのに。

そんな気持ちもあると思います。

しかし、そこに捉われ続けてしまうと、いつまでも本当の幸せを実感することはできません。

過去に起こった辛い出来事は、事実でありその時の出来事は本当に辛く苦しいものだったと思います。

でも、そこから前に進むことを選択しないといつまでも過去から
今、そして未来を歩んでいくことができないと思います。

他人を責めしまう理由

人が他人を責める行動には、心理的な背景が複数存在します。

感情的防衛機制

自分自身の内面に不完全さや脆弱性を感じると、それを直視するのが困難で苦痛を伴うため、人は感情的防衛機制に訴えることがよくあります。

他人を責めることで、自分の内面の痛みや失敗から注意を逸らし、
自分を保護しようとするのです。

これは、自己の欠点や失敗に直面する代わりに、外部に原因があるとすることで、一時的な「安堵」を得る方法です。

コントロールの喪失

人は自分の人生や環境をコントロールしたいという強い願望を持っています。

しかし、何かが予期せずに失敗すると、そのコントロールが効かないと感じ、
無力感や恐怖を覚えます。

そのため、その状況や失敗の「原因」を他人に求めることで、
一定のコントロール感を取り戻そうとします。

自己像の維持

自己評価を保ち、自己像を守るために、人は失敗やミスから自分を切り離そうとします。

自分ではなく他人を責めることで、自分は「無傷」であるとの信念を維持し、自尊心の低下を防ぐのです。

責任の逃避

責任を取ることは困難を伴います。

自分の行動の結果に対して責任を持つと、
それに伴う罰や後悔、恥を感じることがあるため、人はこれらから逃れる方法を探します。

他人を責めることは、自分が直面する可能性のあるこれらの不快な感情から
逃れるためのものです。

過去の重荷から自由になるには?

過去の出来事は変えることができませんが、
それに対する自分の反応はコントロールできます。

過去を受け入れることは、それが自分に与えた影響を肯定することです。

これは容認と同じではありません。

事実を認め、それによって学び、成長したことを認識するのです。

また、過去の自分を責め続けることは心身ともに辛いことです。

その当時の自分は、その瞬間に最善を尽くしていたはずですよね。

その時の自分を否定するのではなく、許することです。

これには、自己対話を通じて、過去の自分に同情し、理解を示すことが大切になります。

そして、その時の自分の感情をしっかり感じることです。

辛かったよね。悲しかったよね。

寂しかったよね。腹が立つよね。

と当時の感情を知り、理解し感じる切ることも必要です。

自分の感情に気づき、自分と向き合っていくことで、過去ではなく現在に意識を向けることができます。

過去との和解は、自分自身との和解です。

それは勇気、時間、努力を必要とするプロセスですが、結果として得られる平和と自由は、その努力に見合うものです。

あなたが過去の影響から解放され、本当の自分を生きることを私は願っています。

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投稿者

leeharuaki

常に生き辛さを抱えて生きてて、自分が犯した罪を克服し、どん底体験から自分の心の問題に向き合い続けて、師匠との出会いからカウンセラーに。 5年間で3000人のカウンセリングを行なってきて、白黒思考などで生き辛さを抱えている人たちに横並びでサポートするカウンセリングで沢山のクライエントに愛と勇気を与えている。 詳しいプロフィールはこちら http://leeharuaki.com/profile/

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