こんにちは。

生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。

人の顔色ばかり気にしいることに疲れました。

とカウンセリングの中でご相談をいただくことがあります。

大抵は職場や、親、恋人との関係が多かったりするのですが、毎日のように人の顔色を伺っていると本当に疲れちゃいますよね。

自分ではなく、他人の価値観を常に考えて、先回りして機嫌をとっているのですから心には相当な負担となっているはずです。

では、いつから人の顔色を伺ってしまうようになったのでしょうか。

社会人になってから気づく人も多いのですが、実はそれまでずっと自分の心に蓋をして過ごしてきた人も多いのです。

この記事では、人の顔色を伺うようになってしまった原因とその克服方法をお伝えしたいと思います。

人の顔色をうかがってしまうこでの悩みとは?

相手のことを考えることは悪いことではありませんし 、自分よりも他人を優先するのは本当に優しい心の持ち主なんだと思います。

ですが相手の顔色をうかがってしまうことは少し異なってきます。

クライエントさんのご相談の中でも、

人から嫌われることがすごく怖く、 そのため常に人の顔色ばかりうかがってしまいます。

職場の人間関係で、さっきまでは普通に接していてくれたのに、 突然ちょっと機嫌が悪そうな態度を取られると、 「何?私なにか怒らせるようなことした?どうしよう!」と 心の中でパニックになってしまいます。

そこから、相手の顔色が気になってしまい、仕事で些細なミスが増えてしまいます。

実際には、本人は怒っていたり機嫌が悪かったわけではないことがほとんどなのですが、相手のちょっとした態度や表情を気にしすぎて振り回されてしまうので毎日疲れてしまいます。

「誰からも嫌われたくない」「嫌われるのが怖い」としか考えられません。 仕事から帰っても一日中、 「この先もずっとあの人に嫌われたままだったらどうしよう」と、 「機嫌が悪そうだった相手」のことがグルグルと頭から離れなくなってツラいです。

このようなご相談をいただきます。

常に相手のことばかりで頭がいっぱいになっているのは本当にツラいですよね。

人の顔色をうかがう人の多くは、相手のことを気にするあまり、自分の本当の気持ちや、行動抑え込んでしまったり、相手が言うことを先回りして察してしまうため、自分のことを優先できずに抑え込んでしまうため相手のことばかり優先するので、知らずのうちにストレスも溜まり、心が疲弊していきます。

その結果、自分に自信が持てなかったり、対等な人間関係を持てないといった悩みがついて回ります。

人の顔色ばかりうかがってしまう原因とは?

人の顔色をうかがってしまう原因は、様々ありますが、1番は環境が上げられるのではないでしょうか。

人の顔色をうかがってしまうことは「嫌われたくない」「怒られたくない」「見捨てられたくない」このようなことを強く思ったことがあるはずです。

例えば、あるクライエントさんは、小学生の頃に、体験した話を話してくれました。

普段はとても優しい母だったのですが、急に人が変わったように怒ることがありました。

今思い返せば、母は完璧主義で、自分が想定している通りに物事が進まないことに腹を立てて怒ってきました。

ご飯の時間でも、私が今宿題やっているから終わらせてから食べるね!と言っても、私がせっかく作ったご飯を今食べないと言うことはいらないんだろ!じゃあお前は食べるな!と母は自分で作ったご飯をゴミ箱に捨てると言うことをされたこともあります。

そのように急に尋常じゃない怒り方をする母だったので、私はいつしか母を怒らせないように生活するようになり、母の機嫌を常にうかがって生きていました。

クリスマスなどに欲しいものを買ってあげると言われて一緒に買い物に行っても、母が好むものはなんだろう?と考えて、自分が本当に欲しいものではなく母が納得する、これなら母が喜んで買ってくれる。母好みのものを選ぶようになっていました。

このように 、自分の価値観ではなく、母親の顔色をうかがい、母親の価値観の中で生きてきたのですから、「自分がない」まま暮らしてきたのです。

このような状態だと、自分はなんのためにこの世に存在するのか?存在意義もわからなくなってしまいます。

しかし、小学生の頃やそれよりも前の幼少期に、親から嫌われてしまう、見捨てられると感じることは、子供にとってはものすごく恐怖ですよね。

子供にとっては、親の顔色をうかがうことは、生きていくための防衛本能でもあります。

この時に、親の望む自分を演じ続けてきてしまった結果、自分というものがないまま育ってきてしまい、人の顔色をうかがうことや、対人関係で波風立てないために人の言動に合わせて、他者を優先することで対人関係を良好に見えるようにしてきた人が多いと思います。

しかし、他者を優先することと、他者を尊重することは違います。

人の顔色をうかがうことは克服できるの?

相手のことを考え過ぎて他人を優先してしまうことが1番の問題になるのですが、どのように克服していけばいいのでしょう。

それは、自分を取り戻すことです。

と言ってもなんのこっちゃとなると思います。

今まで他人の価値観の中で生きてきたのですから、急にやめろといっても無理ですよね。

気にするな!と言ってもそれができれば苦労しないよ〜って思うと思います。

なので、まずは頭からでもいいので、理解することです。

最初は自分です。

自分の気持ち、感情を感じること。

相手の表情や言動を聞いたときに、相手のことを考えるのではなく、自分の気持ちを考えてみてください。

「今私は嫌な気持ちだな」とか、「こんな表情で言われたら怖いな」とか、その自分の気持ちを感じることです。

ただ感じること。

今まで、その気持ちすら押し殺して我慢してきたのですから、自分の気持ちを素直に感じてみてください。

あなたは、あなたです。

他人の価値観ではなく、あなた自身の良さがあるのですから。

まずは、自分の気持ちを素直に受け入れて感じること。

ここから始めていってみてください。

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投稿者

leeharuaki

常に生き辛さを抱えて生きてて、自分が犯した罪を克服し、どん底体験から自分の心の問題に向き合い続けて、師匠との出会いからカウンセラーに。 5年間で3000人のカウンセリングを行なってきて、白黒思考などで生き辛さを抱えている人たちに横並びでサポートするカウンセリングで沢山のクライエントに愛と勇気を与えている。 詳しいプロフィールはこちら http://leeharuaki.com/profile/

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