こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
白黒思考をやめたい。
このように考えて悩み苦しんでいる方も少なからいらっしゃいます。
白黒思考は白か黒か、0か100かと言う二極の思考で物事を捉え、考えています。
完璧主義の方もこのような思考が多いかもしれません。
人と接する時、いつも「いい人」と「悪い人 」に振り分けて考えます。でも、ちょっとしたことですぐに評価は裏返ったりします。全部100%じゃないと気が済まないです。 提出物も、1回忘れたらもう出す気が失せます。遅刻するくらいなら休みます。いたって普通の容姿ですが、完璧な容姿じゃないので嫌です。 でも時々、私って天才なんじゃないかと思う時もあります。試験でいい点とったり、人に褒められた時です。私が世界で最も優れているとさえ思ったこともあります。 それの繰り返しなんです。 もう完全に意味が分からないです。もう何も信じられないです。だって、思い出せる限り、ずっとそういう考えだったんです。私はずっとおかしかったんでしょうか? なんだか凄くダメな人間になってしまったようで辛いです。
このような思考でいるととても生きづらさを感じてしまうことも多いと思います。
中には、親とも疎遠になり、友達を自分からすべて切ってしまって、友達が全くいなくなったと言う方もいます。
ある日、自分の誕生日になって誰からも連絡もこない。親とも疎遠なので親からの連絡もなく、誰も私の誕生日のことを知らないのなら、私なんて生きている意味がない。
ツラい、もう死にたい。
そのように考えてしまうのは本当に苦しいでしょうし、悲しくツラいことです。
ですが、そんなあなたは真面目で、自分にも厳しく今まで頑張ってきた正義感の強い人だと思います。そんなあなたが白黒思考を辞めたいと苦しんでいます。
できれば、この白黒思考を辞められるようになりたいですよね?
白か黒かの世界ではなくもっと視野を広く持つことができればきっと今以上に幸せを実感できるようになると思います。
白黒思考の原因
白黒思考の原因は、持って生まれた発達障害などが原因の場合もありますが、幼少期に備わった思考の場合もあります。
それは躾に厳しい親や過干渉な親、子どもの価値観を無視して、親の価値観を押し付けるなどされ続けてきたことから、本来は、人と関わっていく中で、妥協・相談・協力のグレーゾーンを知っていくのですが、ここで強く拒まれたり、矛盾が生じたり、受け入れてもらえない体験を繰り返すと白黒思考が加速します。
このような白黒思考を持つ人は、ストレスに極端に弱かったり、グレーでものを見ることができずに、良いか悪いか、0か100かの判断になってしまうため、視野が狭く自分の意見以外を受け入れることができません。
また、根拠のない思い込みで自分ににも他人にも不満を感じやすいです。そして、傷つきやすく、他の人からの言動から自分を守るために、相手を敵と捉えて安全を確保しようとするので、他の人と話や関わらなければ、傷つかずに済むと思っています。
白黒思考自体が悪ではない
白黒思考を辞めたいと考えている人の多くは、白黒思考の自分は悪なんだ。
悪いことなんだと苦しんでいると思います。
そのため、ネットなどでも白黒思考をどのように改善させればいいのか?少しでも良くするためにはどうすればいいのか?と探していると思います。
ですが、白黒思考そのものは別に悪でもありません。
この思考だったからこそ、頑張ることもできたはずです。
なので、そんな自分を責めないでください。
それもあなたなのです。
ですから、まずは、「そんな自分でもいい」と許可することから始めてみましょう。
自分を否定するのではなく受け入れることです。
自分は白黒思考なんだ!と認めることで自分のことを冷静に客観的に見ることができるようになります。
白か黒と自分が感じている感情に向き合うこと
白か黒か0か100かでしか物事を考えられないので、グレーゾンもあることを知ると言うことは難しいかもしれません。
それができれば苦労しないよって思いますよね。
大事なのは、冷静に自分を客観視することです。
そして、人との関係によってグレーを学んでいくことです。
今まで些細なことで人を切ってしまっていた人は、すぐに自分から人を切ることをやめること。
これだけでも大きく変わっていきます。
自分を客観視すること
相手に過度な期待をしすぎていないか?
自分の思い通りにしようとしていないか?
自分を客観的にみていくことが大切になっていきます。
まずは、自分が感じている感情に向き合うことです。
そして、その感情をただ感じてみてください。
今までなら、人にこんなことを言われたから嫌な思いをした=敵と思っていたとしても、「嫌なことを言われて悲しかった」と自分の感情に目を向けてみてください。
そうすると、相手のことも見れるようになっていきます。
多くは、自分の感情を見ずに、相手の言動や行動に目がいくので、敵か味方と言う表面的なところからしか判断できなくなってしまっているのです。
このような考えでは感情的になってしまっているので冷静な判断ができずに結果人を切って孤独になってしまい苦しくなってしまいます。
こんなことを言われて私は悲しかったんだ。
誘いを断られてショックだったんだ。と自分の気持ちを感じることから始めていくことで冷静に見ることができてきます。
そうなれば、実は相手には悪意もなく、あなたのことを傷つけようとも持っていないことに気づけるようになるはずです。
一人では解決できなければ一緒に考えていきましょう!
なかなか一人では解決できずにモヤモヤしてしまうと思います。
そんな時には、専門家に話を聴いてもらうだけでも大きく変わっていきます。
私も白黒思考が強すぎて大きな失敗を繰り返してきました。
だからこそ、白黒思考で悩むあなたの気持ちをよく理解することができます。
一人で悩まずにまずは私に話をしてみてくださいね。