こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
親との距離感がわからない(遠すぎる、近すぎる)ことが原因で、
どのように親と関わっていけば良いのかわからない。
と言ったことで親との関係が疎遠になってしまったり、
逆に親の過干渉に悩まされる。
と言った人が最近は増えているように思います。
その理由は、今までの親に対する価値観から、インターネットによって様々な価値観があることがわかり、親の言うことは絶対だ!と言う考えや、どんな親でも大切にしないといけないと言うことではないことに気づいた人も多いと思います。
親との関係性は非常に複雑で、成長とともに変化します。
大人になると、親との距離感の取り方やコミュニケーションの方法に
悩むことは珍しくありません。
では、どのように親との距離感をとり、関わっていけば良いのでしょうか?
過干渉や過保護な親との関係は、子供側にとってストレスの原因となることがしばしばです。
このような状況では、「バウンダリー」の設定が非常に重要になります。
バウンダリーとは、個人の心理的な領域を守るための一種の境界線で、
他人との適切な距離感を保つためのものです。
バウンダリー(境界線)とは、「私」と「あなた」を区別する人間関係の境界線です。
あなた自身はどのように親と関わっていきたいのか?
まず、自分自身が何を必要としているのか、どのような関わり方を望んでいるのかを明確にしましょう。
それが明確になればなるほど、親に対してそれを伝えやすくなります。
つまり、自分のニーズを明確にすることです。
親と距離を置きたいのに、近い距離感だったら苦痛ですよね?
自分はどうしたいのか?ここを明確にする必要があります。
そして、自分と親との境界線を明確にすることです。
心の中でバウンダリーを持つだけでなく、
それを親に対して具体的に伝える必要があります。
例えば、「私の個人的な時間とプライバシーを尊重してほしい」
と具体的に話すことで、その境界線を明確に伝えることができます。
ただ、明確な意思を伝えてもそれを乗り越えてくる親もいます。
もし親がバウンダリーを越えた場合、優しくしかし断固としてそれを指摘し、
どの行動が問題であるかを明確に伝えましょう。
感情的になるのではなく、落ち着いて事実に基づいて話すことが重要です。
1番大事なのは、親ではなくあなたの心です。
距離感を保つときに、親が可哀想、親は大切だからと言う気持ちが出てくるかもしれません。
また、あなたの立場を尊重し、新しいバウンダリーを受け入れるまでの間、
親が少し反発する場合もあります。。
それは一時的なものかもしれないし、長期的なものかもしれませんが、重要なのは、設定したバウンダリーを維持し、自分の精神的な健康を最優先に考えることです。
優先すべきは自分です。
バウンダリーの設定は簡単なことではありませんし、特に家族との関係においては感情的な困難が伴うことが多いです。
しかし、健康的な関係を築くためには、自己主張と自己保護が不可欠です。
それにより、長期的にはより強固で、互いに尊重し合う関係が築けるでしょう。
それでも感情に振り回されたりしてしまって、距離感を掴めない場合は、
私に相談してください。
一緒に問題解決に向けて考えていきましょう。