こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
友達が少なくて悩む方も意外に多く、中には、友達が少ないことで振られてしまう方もいます。こちらは男性が多いようですが、友達が少ないことはいけないことだと考えている人もいらっしゃいます。
友達が少ないことを母親に指摘されてから、友達が少ないことはダメなのかなぁ?と考えてしまうようになったり、学生時代に自分に友達が多く無い事を笑いながらバカにしてきた奴がいたので未だに気にしてしまう事があります。
友達はいるけど、少ないことで肩身が狭く感じてしまったり、多い人と比べて引け目を感じて自分はダメなのではないか?と感じてしまいます。
友達が少ないことはいけないことなのでしょうか?
このように、友達がいないことがいけないのではないか?と思ってしまって、それが気になって悩みに変わってしまう人がいます。
友達が少ない自分=価値のない人間と感じてしまってしまうとそれは自己否定につながりとても辛いですよね。
もし、あなたが友達がいないことでそのように感じてしまっているのなら安心してください
友達が少ないことは決していけないことではありません。
これからその理由をお伝えしたいと思います。
友達が多いのが良くて少ないのはダメって誰が決めたの?
ネットなどで「友達が少ない」と調べると、友達が少ないことがまるで悪のように書かれていることもあるので余計に友達が少ないことがいけないことではないか?と思ってしまうと思います。
しかし、友達が多いから良い、少ないから悪いという価値観はその人の価値観であって、決してそれが正しいわけではありません。
友達はそんなに沢山いらないし、心を許せる限られた人だけで十分と考える人もいます。
広く浅くが良い人は多い方がいい!となるでしょうし、狭く深くという人は少ない方がいい!となるでしょう。
また、友達付き合いが煩わしいと考え、一人が好きという人もいます。
ですので、良い、悪いで判断するものではありません。
それで良いか悪いのかはあなたが決めればいいことなので、他人の価値観で判断はしなくていいのです。
自分が友達が少なくても満足していれば問題ありません。
そもそも友達とはなんでしょうか?
多くの人は、よく言われている価値観の中で、友達は多い方が良い、何かあった時に助けてくれるのは友人だと言ったりしますが、そもそも友達とはどのような意味、定義があるのでしょうか?
そこを考えてみたことはありますか?
友達とは、互いに心を許し合って、対等に交わっている人。一緒に遊んだりしゃべったりする親しい人
goo辞書
互いに心を許し合って対等に梶わえることが友達という意味です。
友達が多い人って全てにおいて対等にできるのでしょうか?
そんな沢山の人と互いに心を許し合うことってできるのでしょうか?
それができればすごいことだと思いますが、人の悩みの90%は人間関係の悩みです。
多ければ多いほど、その時の幸福度はあるかもしれませんが、同様に悩みも多くなってしまいます。
友達は多い方が良いのか少ない方が良いのか?
友達が多い、少ないということには価値観はありません。
なぜなら、人によって数は違って、感じ方もそれぞれ違うからです。
ただし、重要なことはどんな友達がいるか?ではないでしょうか?
こんな研究結果があります。
ハーバード大学で長年研究されていることでは、人間の幸福度や健康は、家柄、学歴、職業、家の環境、年収や老後資金の有無といったことではなく、人間の幸福度、健康と直接的に関係があったのは人間関係だったという結果になったのです。
しかも、友人の人数は関係なく、たった一人でも心から信頼できる人がいるかどうかが重要だということがわかりました。
The Good Life: Lessons from the world’s longest scientific study of happiness』
つまり、表面的な友達や仲間が沢山いるよりも、「この人なら何があっても絶対に私のことをわかってくれるし、何があっても許してくれる」そんな一人がいる方が幸福度が上がります。
お互いが対等に愛を持っている友人に出会えることの方が数よりも重要なことではないでしょうか?
友達が少ないことはいけないことではなく、少なくても、「心から信頼できる人」が一人いれば良いのです。
ただ、他人の価値観に振り回されて反応してしまうということは、自分の中に友達が少ないことに対して、ネカティブな要素を重ねてしまっている可能性があります。
その場合は、なぜネガティブな感情を感じてしまうのか?
その部分をカウンセリングでお話ししていくことで、友達の数が多い、少ないということに反応しなくなっていくでしょう。