こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
完璧主義を改善したいんですがどうすればいいですか?
デートに行く約束をしていて、家を出ても、ピアスをするのを忘れてしまった事に気づくと、完璧ではないので、デートが楽しくなく帰りたくなります。
仕方がないので、デート先でピアスを買うなんてこともあったり、ネイルなどが剥がれてしまうと家に帰ってしまうこともあります。
今はどうしてもできない可能性があるとわかっている事でも、100点満点を目指した結果、程遠い結果にひどく落ち込んで自分を責めてしまいます。
このように完璧でなければいけないと思っている自分がツラいです。
完璧主義辞めることができるのでしょうか?
完璧主義でも、それを活かせる人もいたりしますが、完璧にできないことで、毎回自分を責め続けてしまうことはとてもツラいでしょうし、消耗してしまいますよね。
完璧な自分を許すとか、自己肯定感を上げるなど様々なことがネット上にありますが、正直、完璧主義で苦しんでいる方の多くは、それができないから悩んでいるんだという方が多いですよね。
完璧主義をやめようとしたり改善しようとすればするほど苦しくなってしまう。
完璧をやめたい!と考えている人は、完璧をやめようとしたり、改善しようとすることに対しても完璧を求めてしまいます。
ですので、なかなかやめられない、改善できない自分を結局責め続けてしまい落ち込んでしまうことになります。
つまり、完璧主義を無理に辞めようとすればするほど余計に苦しくなってしまいます。
なので、無理に辞めようとする必要はありません。
あなたはどれ?完璧主義の3つのタイプ
完璧主義には3つのタイプがあります。
これは、臨床心理学者のPaul Hewitt氏とGordon Flett氏によると、完璧主義者には3つのタイプがあり、同氏らが開発した45項目の完璧主義の多次元スケールによって判別することができるそうです。
完璧主義者は、社会規定型、他者指向型、自己指向型の3つに分けられます。
社会規定型は、他者の期待に応えなければならないというプレッシャーを常に感じています。このような人は他者の顔色を常に窺ってしまい、自分よりも他者が求めることを完璧にこなさなければ嫌われると考えています。
他者指向型は、他者に完璧さを求め、期待に応えられない者を批判し、断罪します。
自己指向型は、自分自身に高い基準と期待を設定します。
このような3つのタイプがあり、完璧にできなくて落ち込んで自分を責める人は、「自己指向型」に当てはまると思います。
完璧主義をやめるのではなく、完璧主義である自分を受け入れること
完璧主義を無理に辞めようとするのではなく、まずは、そんな自分を受け入れることです。
完璧主義がダメなわけではありません。
そんな自分も自分だと受け入れて、完璧主義の考えになっている場合は、そんな状況を感じることです。
「あっこれは完璧主義が出ているなぁ」と感じる。
そこにまずは気づく事ではないでしょうか。
その上で、なぜ、できない自分を責めてしまうか?という自責に繋がる自分の原因を見つけていく事です。
出来ない自分を責め続けていくことはとても苦しく、ツラく、消耗してしまいます。
ですので、まずはそんな自分を受け入れて、今できるベストを尽くして一つ一つ改善点を見つけて今できる最良の点数を目指すこと。
今の自分にできる最良でいいんです。
つまり、「パーフェクトを目指すのではなく、今のベストを尽くす」こっちの方が人生はラクにスイスイ進むようになりますよ。
もし、完璧主義で出来ない自分を責めてしまうのなら、まずはカウンセリングで、その原因と向き合っていくことで完璧主義を弱めていくことができると思います。
完全に完璧主義をなくすのではなく、そんな自分と仲良く付き合っていく。
そんなあり方で良いのです。
そんな自分も好きになれるように^^
最初は怖いものですが、一緒に乗り越えていきましょう。