こんにちは。

生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。

他人と比較する癖が辞められずに、周りを見ては自分は劣っているのではないか?と気になって羨ましく感じる反面、でも、自分の方が良い車に乗っている。給料は自分の方がもらっているなど、誰も望んでないマウントを脳内でとってしまうことさえあって、それがすごく嫌です。

他人と自分を比べないと楽になると言いますが、頭では分かっていてもそれでもやっぱり他人と比べてしまい、結果落ち込んでしまいます。

さらにSNSなどを見ていると、勝手に不幸になってしまいます。他人と比較することはどうすれば辞められるのでしょうか?

このような悩みを抱えている方は結構いらっしゃると思います。

周りと常に比較しては落ち込んでいたり、マウントを取る考えが浮かんでしまうの自分を嫌いになってしまうことは悲しいですよね。

常に他人と比較ばかりしていては心も休まる暇もないと思います。

ですが、少し視点を変えて考えると「他人と比較する」ということはそこまでダメな事でもありません。

他人と比較する人間は悪で、比較しない人間が正解というわけではない

他人と比較することはダメなように考えられていますが、時には他人と比較することも必要です。

世の中の風潮では、他人と比較することが悪いことのようなイメージになってしまっています。

ですが、他人と比較することは、時には必要だったりします。

それは、自分の現在地、今ここにいる自分を知るためには、他人と比較することはとても有効だからです。

例えば、

営業マンだったとします。

自分の営業成績を上げようと考えていて、今自分にとって何が必要なのか?を考えた時に、社内のトップ営業マンは、どのような動きをしていて、どのような考えを持っているのかを比較して、今自分に足りないものは何か?を把握し、足りない部分を補うために動くことができると思います。

スポーツなども同様で、成績を上げるためにはどんなトレーニングが足りないのか?などを比較することによって今の自分と未来のなりたい自分への投資を明確にすることも出来ます。

つまり、比較は、自分には何ができて、何が出来ていないのか?また、自分に足りないものを埋めるためにはどうすればいいのか?そもそもそれは本当に自分に足りないものなのかということは他人との比較でしかわからないという場合もあります。

マイナスではなく、プラスに考えると必ずしも他人と比較することは悪ではないのです。

他者比較は悪いことではないが、比較して劣っていると感じて自分を責める比較は改善したほうがいい。

上記のように必ずしも他人と比較することは悪い事ではなく時にはそれがプラスに働くこともあります。

しかし、比較する事によって自分の劣等感を強化して落ち込んでしまったり、自分責めるための他者比較であればそれは本当に不毛な事です。

これが他者比較での1番の問題であり、そこに悩み、辞めたいと考えている方は多いと思います。

比較して何を得たいのか?他者比較を否定するのではなく、そんな自分を理解する事が大切

他者比較をして劣っていると考えて落ち込んでしまう人は、常に成果を求めているのではないでしょうか?

成果というとわかりにくいかもしれませんが、常に、良い、悪い、正しい、間違っているなどの白、黒で考えていませんか?

比較することは嫌なことだ、辞めたいと、自分を否定しているうちはとても苦しく、その辛さからは抜け出せないでしょう。

なぜ比較してしまうのか?それは人によって理由は様々だと思います。

自分と他人と比較してあなたは、何を得たいのでしょうか?

人によっては、「認められたい」ために他者比較をしてしまう場合もあります。

この認められたいにも、複数の要素があります。

・認められたい⇒自分の価値を確かめたくて「つい周りと比較してしまう」(落ち着かない)

・認められたい⇒自分は有能だ、優れていると思い込む(プライドが高く、人の話を聞けない)

・認められたい⇒妥協できない。「完璧主義」になってしまう(自分も周りもしんどい)

・認められたい⇒評価されない現状に不満があり、その怒りをライバルに向ける(嫉妬)

このように、比較にも様々な要素があるのです。

自分は、なぜ他者と比較するのか?嫉妬なのか、価値を確かめたいのか、完璧主義なのか、自分の方が優れていることに気づいてほしいのか?などそれをまずは理解することです。

つまり、自分にはこういった感情があって人と比べてしまっているのだ!ということを理解すること。

例えば、嫉妬があって比較しまっているんだ!と理解することです。

これだけでも、少し気はラクになりませんか?

無駄な反応をしないことが比較する悩みから抜け出す方法です。

自分の感情を理解することで、比較はプラスに変えることができます。

例えば、認められたいのであれば、比較によって自分に足りないものを見つけ、どうすれば認められるのか?という方向に頑張っていくこともできます。

そこには、否定も肯定も必要ありません。

なぜなら、良いとか悪いとか、勝ち負けや優劣を作り出すのは、人間の「判断」だからです。

判断によって優越感をもつこともあれば、コンプレックスに悩むこともあります。「判断こそが悩みを生んでいる」と理解して、「ならば、ムダな判断はしない」という考えをしていくことです。

反応しないために大切なことは、自分は比較をしてはいけない、嫉妬してはいけないなど否定をしないことです。

否定をせずに、今自分が感じていることをありのまま冷静に理解することです。

「私は今比較して嫉妬している」「自分の価値を認められたいと思って比較している」など頭の中で良いの冷静に客観的に言葉で確かめましょう。

そうすることで、自分の心の反応を理解することで必要以上の反応は減っていきます。

とはいえ、最初はなかなか難しい事なので焦らずにゆっくり自分の心を感じていきましょう。

中には自分の心と向き合うのが怖い、向き合いたくないという方もいるかもしれません。

そんな時は是非カウンセリングをご利用ください。

あなたと一緒に考えていきます。

最初は怖いものですが、一緒に乗り越えていきましょう。

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