こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
依存というと一般的な印象は、ギャンブル、買い物、アルコール、薬物などが多いと思いますが、恋愛や対人関係の場面でも依存という言葉も身近になってきました。
共依存や回避依存、恋愛依存などを専門に扱っているカウンセラーさんも多くなっています。
その中で、今回は、対人関係、特に恋愛についての依存の克服をテーマにお伝えしたいと思います。
結構はっきり言ってしまうこともあるので、見たくない人もいるかもしれませんが、大切なことなので、頭の隅にでも残しておいていただければと思います。
恋愛における依存とは?
恋愛における依存は、近年では、様々な研究もなされています。
恋愛における依存の定義は恋愛感情を抱いている他者に依存 。
東縛し、その人の面倒 を見ることに強迫的に集中した状態になることで、意識上での見捨てられに対す る恐れや無意識上での親密さに対する恐れを持ち、他者に対し強迫的に過度の時間価値を与える、 自己管理がおろそかになるなどの行動
と定義されています。
出典:女子大生の恋愛における依存度と個人志向性
つまり、相手中心になってしまい、自分のことが考えられずに、わかりやすく言えば、相手に執着し、他人軸になっている状態でもあります。
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では、このような状態から抜け出すにはどうすれば良いのでしょうか。
依存を克服とはどのような状態なのか?
これはYahoo!知恵袋に投稿されていた悩みです。
このような方はかなりいらっしゃると思います。
彼氏依存を克服したいです。 元々依存体質ですが、悪化してると思います。 原因は元々返信遅いこと、彼が趣味に没頭してること、彼氏の浮気(セフレがいたり、バレて切れた後も出会い系などで会おうとしていたことが、何回もある)のせいです。 別れれば済む話ですが、私はまだ別れたくありません。 理由は執着なのか好きなのかわかりませんが、まだ気持ちがあるからです。 自分がもういいやと思えるまでは一緒にいたいのです。 とはいえ、自分の今の精神状態は不安定でとても幸せだとは思えないので、彼氏依存を克服して自分の人生を充実させたいと思っています。 どうしたら依存を克服できますか。
Yahoo!知恵袋
このように、依存を克服したいと考えている方は多いのですが、実際には、なかなか依存の克服ができずに、誰かに救いを求めて、そこでも依存してしまうジプシーになってしまう方も多いです。
そもそも、何かを克服することは、とても覚悟が必要で、すぐにラクになるということはありません。
私的には、克服という言葉は使ったりもしますが、克服しましょう!という意味合いでは使いません。
あくまでわかりやすく使っているだけです。
実際は、克服ではないのですから。克服できる、できないと考えていること自体が、白か黒の2極しか存在しない世界です。
私が考える依存の克服とは、自分と向き合って、自分自身が相手にも期待せずに、自分らしく左右されずに、感情をコントロールしながら過ごせるようになることです。
依存することは100%なくなることはないでしょうし、依存そのものが悪いわけではありません。
夫婦生活でも依存することで成り立つわけですから、その依存度合いをどれだけお互いが快適に過ごしていけるようにコントロールしていくかが、私が考える依存の克服です。
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克服の意味とは?克服の道は本来時間がかかるものです。
克服とは、努力して困難にうちかつこと。困難をのりこえること。
goo辞書
という言葉の意味があります。
ネット上では、すぐに、ラクに克服できる!と言っている方達も多いのですが、大切なことは自分で気づき、困難を乗り越えていくことです。
ですので、依存をコントロールしていくのは時間がかかっていきます。
依存してしまう原因を知り、その原因と向き合っていく勇気と覚悟が必要になります。
その覚悟ができるまでに辛いことも起こってしまうでしょうし、何度も同じことを繰り返してしまうかもしれません。
誰かに「わかってほしい」と依存してしまいたくなることもあると思います。
ですが、それでも良いのです。
何度も経験し、底を体験して初めて自分の覚悟も決まっていくものでもあります。
自分で気づき、認めることがない限り依存は和らげることはできない
もし、「依存して苦しい」「誰にもわかってもらえない」ということで辛さを抱えているのでしたら、まずは、カウンセラーに話を聞いてもらうことからスタートしても良いと思います。
無理に克服しようとすると余計に辛くなってしまいます。
まずは、些細な話からでも良いんですよ。
カウンセリングを受けたことない方にとっては、今まで人に相談したことないのに、カウンセラーに相談することはハードルが高いかもしれません。
しかし、他人であるカウンセラーだからこそ話しやすいということもあると思います。
あなたが相談したい!と感じて相談する勇気が素晴らしい第一歩となります。
相談する前の問い合わせでも結構です。
最初は怖いものですが、一緒に乗り越えていきましょう。