こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
怒りっぽい人や、すぐにイライラしてしまって暴言を吐いてしまう。
そんな時にはいつも「またやってしまった」とひどく落ち込み、自分に対して嫌悪感で苦しくなります。
物事が上手くいかないとイライラし泣き出したり物に当たったりしてしまいます、そんな自分が嫌で仕方ないんですけどこれってもう直せないんでしょうか。
イライラすることは誰にでもあると思いますが、それが些細なことでも常にイライラしているのは心の健康的にもよくないですよね。
できれば喧嘩などしたくない、イライラしたくないと誰もが思っているはずです。
でも、家族のちょっとしたふるまいに、ついイライラしてしまう。
育児や親のこと、お金のことでイライラして旦那にイライラをぶつけてしまう。
子どもに常に怒鳴ってしまう。
本当はやりたくないのに、怒りたくないのに、怒ってしまうことは苦しいものです。
怒りやイライラは相手だけではなく、自分の心にもダメージを与えていることになります。
なので、相手にも自分にも良いことは一つもありません。
怒りやイライラの正体とは?
怒りの原因は人によって様々です。
大切にしている価値観や立場が傷つけられたり、自分の思い通りにならなかったりしたときに、怒りという感情を使って、危険から大切なものを守ろうとします。
そして、怒りというのは、専門用語で言うと「第二次感情」です。
つまり、怒りの前に感じている感情があります。
怒りのほとんどは、恐れ、嫉妬、損得勘定、悲しみ、思い通りにならないなど、自分の弱さから生まれることが多いです。
また、すぐにイライラしてしまう人は、イライラすることを常に考えています。
何対しても不満が多かったり、否定的な人は、常にイライラすることを考えています。
なので、イライラすることを考えなければ必然的にイライラはおさまります。
イライラしたり怒りが出てきた時に、そのイライラや怒りはなぜ出てきたのかを考えましょう。
イライラを抑えるには、なぜイライラしているのか?
第一次感情はなんだったのかを考えてみましょう。
例えば、
出かけようとしていて、妻の準備が遅く家を出るのがいつも遅くなることにイライラしてしまう。
別に時間は間に合うから本来であれば問題はないはずですが、遅いことにイライラしてしまいます。
大体の人は、相手の準備が遅いからイライラするんでしょ?と考えますが、相手のことではなく、自分の感情に目を向けてみてください。
これは、自分は準備できていて、早く家を出たいのに出れないという思い通りにならないことからイライラしているはずです。
そして、イライラすることばかり考えてしまいます。
もっと早くから準備をしないから遅いんだ!とか、それ今必要ないだろ!とイライラが蓄積されていき結果怒鳴ってしまうことになります。
ですので、まずは、自分がイライラを感じた時には、なぜイライラしているのだろう?と自分と対話してみてください。
そして、イライラの原因を受け止めましょう。
あっ自分は思い通りにしたいからイライラしているんだ!
と第一次感情に気づくことができれば、怒りにまで行かなくなります。
イライラや怒りって「相手が悪い」と他者に矢印が向きがちです。
ですが、その矢印を自分に向けてみましょう。
悲しい気持ちをわかってくれずに怒っていたとしたら、自分は悲しかったんだと自分の感情に気づき、悲しみをしっかり味わうことです。
その上で、相手に私は悲しかったとその気持ちを伝えることです。
そうすれば、怒りやイライラとは無縁になっていくと思います。
ただ、中には、過去からの怒りの感情を捨てられずに常に爆発してしまうという人もいます。
その場合は、カウンセリングで過去のあなたと向き合って一緒に問題を乗り越えていく必要があります。
もしそのような場合で怒りが止まらなくてお悩みでしたらお気軽にご相談ください。
専門家に話をするだけでも大きな気づきがあるかもしれません。