こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
人は誰しも、こんな人間になりたい。という理想を持っていますよね。
他者を見て、こんな人間になれたらいいなぁという憧れを持つことって誰にでもあると思います。
それがいけないことではないのですが、理想の自分を追い求めていくことが目的になってしまうことで、現実とのギャップに苦しみそれが悩みになってしまうこともあるのではないでしょうか?
例えば、
元々人と話すことが苦手で、心を許した少数の友達がいます。
その人が、コミュ力が高く、友人が多い人を見て、自分もそのようにコミュ力が高くなり、沢山の友人を作りたい憧れを抱いて、自分の理想は、人に積極的に話をして人気者になりたいというような理想を持っていたとしたら、現実での自分は、人と話せずに友達が少ないことを悩み、理想の自分になれないことに苦しんでしまうことになります。
このように、理想の自分像と実際の現実での自分像とのギャップの大きな違いに落ち込んだり、苦しさを感じている人は少なからずいると思います。
そもそも、なりたい理想の自分と自分らしさは違う
なりたい自分って、あくまであなたの理想の自分です。
理想とは、
そうあってほしいと思う最高の状態、実現したいと願う最善の目標あるいは状態。
コトバンク
とあります。
こんな自分になりたいという理想は、こうありたい、こんな人になりたいという、何かとの比較から生まれるものになります。
一方、自分らしさというのは、あなたのありのままの自分であり、偏らず、どんな自分でも受け入れて表現できる姿だと思います。
多くの人は、理想の自分のこうありたい姿を、自分らしさ、本当の自分と思ってしまいます。
そして、そのこうありたい自分を追い求めることで、自分らしさをどんどん失って、理想に届かない自分を誰かと比較し余計に苦しむことになってしまうのです。
他人と比較し他人の価値観の自分になろうとすると苦しんでしまいます。
多くの人は、自分の理想や憧れの自分を思い描き、その理想になろうと期待し、どうやったらなれるのか?と追い求め、現実とのギャップに落ち込んで苦しくなってしまいます。
なぜなら、それは他人の価値観の中になりたい自分を置いてしまっているからです。
だから、常にその理想と今の自分を比較し続けることになってしまいます。
それでは、ずっと苦しいままですよね。
あなたは、あなたなのですから、他人になろうと思ってもなれません。
自分というものを理解すれば自分らしさを感じられる。
どんな自分でもあなたはあなたです。
自分らしさとは、今のあなたを創るそのものです。
欠点があっても、それがあなたらしさでしょうし、あなたが持っている価値観を他人と比較せずにしっかり持っていることが自分らしさでもあると思います。
本当の自分らしさとは、ダメな自分を受け入れること。
自分という人間を理解することです。
自分が今持っている感情を理解すること。
怒りっぽい自分だったり、すぐに他人と比較し落ち込みやすい自分だったり、人と話すことが苦手な自分だったり、そんな自分を理解し受け止めること。
そんな自分も自分なんだと理解することから始めてみてもいいと思います。
だから、理想の自分になれないって落ち込まなくてもいいんです。
それも、あなたらしく生きている証拠なのですから。
自分の心と向き合うのが怖い、向き合いたくないという方もいるかもしれません。
そんな時は是非カウンセリングをご利用ください。
あなたと一緒に考えていきます。
最初は怖いものですが、一緒に乗り越えていきましょう。