こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
完璧な人間って存在しないので、人は何かしら欠点を持っています。
その欠点に気づかない人もいれば、欠点に気づいて克服したいと考える人もいます。
そして、自分が思うその欠点の克服がなかなかできずに悩み、苦しんでいる。
そんな方を見かける時があります。
そんな人の中には、自分の弱点を欠点と思っている方も少なくないのではないか?と思います。
欠点と弱点の違い。弱点を欠点と思っていませんか?
欠点と弱点は同じ意味合いで使われる場合もあるのですが、「自分の欠点を克服する」という考えのもと取り組む場合は、欠点と弱点は大きく意味が変わってきます。
「欠点」は難ずるべきところ、改めるべきところという意味合いが強く、「弱点」は十分でない弱い部分という意味合いで用いられる。
goo辞書
わかりやすく言えば、欠点は、不十分・不完全で、非難の対象となるような点で短所になります。
一方、弱点は、劣っている部分、苦手なものという意味合いがあります。
例えば、
私は数字に弱く、暗算することが苦手です。は弱点になります。
しかし、数字が弱く、暗算することが苦手で職場でよく計算を間違えてしまってお金が合わなくなってしまいます。という場合でしたら欠点と言えます。
欠点の克服でも、この弱点と欠点を間違えている人もいます。
私はいろんなことが「出来ない」と感じてしまいます。
それらを「出来るようにしたい」との思いが強くて、「何故出来ないのか?」と自問自答を繰り返し 自分と戦ってしまいます。
そして疲れてしまう。
楽しく会話が出来ないのは何故か?と考え、足らないところ、下手なところを探し出し、考えるとスゴく辛くなってきます。
とにかく「今の自分はダメだ」との思いに囚われてしまいます。
最初の思いは「克服したい」という前向きな気持ちだったはずが、ある時から 「だから出来ない、私はダメな人間です」という、出来ないことが仕方なかったのだ、と自分を納得させる作業に替わっています。
Yahoo!知恵袋
これは欠点なのでしょうか?
苦手なことではあると思いますが、不十分・不完全で、非難の対象となるような点ではないですよね?
自分が苦手なところを欠点と思ってしまうと苦しくなる
自分が弱いところは、弱い部分だ、苦手なんだ!と認めれば楽になりますが、それを欠点だと思い込んでしまうと、ダメなものと考えてしまいます。
欠点を持っている自分はダメなんだと思ってしまっているから、どうすれば克服できるのか?という思考になってしまいます。
苦手なところはあってもいいです。
良い、悪いで判断してしまうから苦しくもなりますよね。
心の問題を考えた時に、なぜ、「できるようにならないのか」と考えるのではなく、「なぜ、できるようになりたいのか?」を考えていくと、自分の気づかなかった感情を理解することができます。
なぜ自分は弱点を克服したいのだろう?
欠点を克服したいのだろう?
と考えた時に、そこにはどんな思惑や思い、感情がありますか?
人によくみられたい、認められたい、賞賛されたい。
など、様々な思いに気づくはずです。
その思いや感情に気づき、認めて受け止めること。
そうしていくことで、自分の欠点や弱点を否定してダメなものだと思わなくなっていくと思います。
弱点や欠点を克服したいと感じている自分の裏の思いには何が隠されているのか?
そこに気づくことで、本当の自分が求めていたものに気づくでしょう。
そこを解決していくことで、自然と欠点や弱点が気にならなくなっていくはずです。
最初はなかなか難しい事なので焦らずにゆっくり自分の心を感じていきましょう。
中には自分の心と向き合うのが怖い、向き合いたくないという方もいるかもしれません。
そんな時は是非カウンセリングをご利用ください。
あなたと一緒に考えていきます。
最初は怖いものですが、一緒に乗り越えていきましょう。