こんにちは。

生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。

カウンセリングの世界だけではなく、ネット上でも「自分を認めましょう」ということは言われていますよね。

このサイトの中にも多々できます。

悩んでいる自分を認めるとか言われるけど、それができないから困っているんだけど….

という方や、自分じゃなくて、相手のことを聞いているのに、なぜ自分を認めないといけないの?

それって、私が悪いっていうこと?など思ってしまう人も多いと思います。

カウンセリングの現場でもよくあることです。

では、「自分を認める」ってなんでしょう?

どのようなことなのでしょうか。

私自身も、記事の中によく書いているフレーズでもあるので、改めてどういうことかを記しておこうと思います。

自分を認められる=自己肯定感が高いわけでもない

自分を認められない人は自己肯定感が低い人だ!とネットで検索するとほとんど書かれていたり、動画でも言われていたりすると思います。

このような言われようでは、自己肯定感が高ければよくて、低ければダメだというレッテルをはられてしまいます。

そもそも、自己肯定感って高い、低いで測るものでもないと思います。

こちらを読んでいただければ詳しく書かれています。

自分を認めるということは、肯定的な諦めをすること

自分が良い、悪いと何かと比べて比較しているうちは、自分を認めることはできませんよね。

私は、認めることって、「良い意味で諦めること」だと考えています。

諦めるということは、「もう希望や見込みがないと思ってやめる。断念する」という意味合いで捉えられているので、ネガティブな意味で考えられることが多いと思います。

なので、諦めずに頑張ることが良いことだ!と思われています。

しかし、諦めないで頑張ることが執着につながってしまうこともあります。

これが、自分を認められなくさせている要因の一つになっているかもしれません。

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では、良い意味での諦めとはどういうものかというと、新しい道へ進むための諦めです。

そこには、もうこの状況から抜け出したいという思いを受け入れることも必要になるかもしれません。

良い意味での諦めの例

私のクライエントさんで、良い意味での諦めをして好転していった方がいます。

許可をいただいたので、例としてお伝えしたいと思います。

その方は、ご自分で商売をされていて、
その商売をすることが自分の夢だと思っていました。

夢を叶えたわけですから、本来は嬉しくて、毎日が楽しいはずですよね。

ですが、実際は、毎日お金のことばかり考えて苦しく、
辛い毎日で、命を絶てば何も考えずに楽になるのになぁとまで考えてしまっていました。

だったら、その商売を辞めたらいいのに!と思いますよね。

しかし、自分の夢で始めた商売です。

夢は諦めなければ叶う。

頑張ればなんとかこの状況から脱出できるという植え付けられた価値観から、や
める選択肢がなかったんです。

なので、どんなに体調が悪くても2年間1度も休まず働いていたそうです。

苦しくても、辛くても頑張れば未来はあると
歯を食いしばって頑張っていたそうですが、ある日、そんなに苦しいなら休んでみたら?

と、ある人に言われたことがきっかけで、
2年経って初めて休んでなけなしのお金で温泉に行ったそうです。

何も考えずに、誰にも会わずにゆっくり温泉に入ったことで、気がつきました。

あぁこんな日常ってあるんだ。と初めて、自分はこんなにも苦しかった、辛かったんだということに気づいたそうです。

苦しいのなら辞めてもいいんじゃないか?

夢だったのがいつの間にか執着に変わって続けることが目的になっていた。

それでは楽しさなんてないから辞めることは悪いことではなく、
前に進むことなのではないか?と受け入れることができました。

苦しい時、辛い時って目の前のもに執着し、視野が狭く見えるものも見えなくなってしまいます。

その時に、諦めるという選択肢を受け入れてそこに踏み出すことができたら違う人生を見つけることができたのです。

諦めることは逃げることではなく、自分の可能性を見つけ前に進むためのものでもあります。

その時に、自分の今を受け止めて認めること。

苦しい感情、辛い感情をそのまま受け止めること。

それが、自分を認めるということではないでしょうか?

諦めた自分を認めること。

どんな自分でも受け入れることが自分を認めることなんだと、
そのクライエントさんから改めて教えてもらいました。

その方は、前に進み今は新しい人生を楽しそうに過ごしていらっしゃいます。

あなたも同じように、自分を認めることができれば、
今まで見えなかった様々な自分の道や自分の可能性に気づことができますよ。

大丈夫。

どんなあなたでもあなた自身が自分を見捨てず受け入れ、
認めることができたらきっと好転します。

そのためには、時には「前向きに諦める」ということも必要です。

カウンセリングを受けたことない方にとっては、
今まで人に相談したことないのに、カウンセラーに相談することはハードルが
高いかもしれません。

しかし、他人であるカウンセラーだからこそ話しやすいということもあると思います。

あなたが相談したい!と感じて相談する勇気が素晴らしい第一歩となります。

相談する前の問い合わせでも結構です。

最初は怖いものですが、一緒に乗り越えていきましょう。

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投稿者

leeharuaki

常に生き辛さを抱えて生きてて、自分が犯した罪を克服し、どん底体験から自分の心の問題に向き合い続けて、師匠との出会いからカウンセラーに。 5年間で3000人のカウンセリングを行なってきて、白黒思考などで生き辛さを抱えている人たちに横並びでサポートするカウンセリングで沢山のクライエントに愛と勇気を与えている。 詳しいプロフィールはこちら http://leeharuaki.com/profile/

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