こんにちは。

生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。

今回は少し趣向を変えた記事でお伝えしたいと思います。

私たちの多くは、「速さ」や「即時性」を重視する現代社会に生きています。

スマートフォンの通知、SNSの更新、即座に手に入る情報など、すぐに結果を求める傾向が強まっています。

しかし、この急速な情報伝達や即時性が、私たちの忍耐力や長期的な視点を損なっているのも事実です。

結果がすぐに出ないと焦り、不安やストレスを感じることがありますが、ここで大切なのは「過程を信じ、時間を味方につける」心の持ち方です。

マインドセットの重要性

心理学者カロル・デュエックは、「マインドセット」の理論で知られています。

この理論によれば、人は大きく分けて二つのマインドセット

つまり「固定マインドセット」と「成長マインドセット」を持っています。

固定マインドセットの人は能力や才能が変わらないと考え、失敗を恐れます。

一方、成長マインドセットの人は努力によって能力が伸ばせると捉え、挑戦を楽しむことができます。

結果がすぐに出ない時、成長マインドセットを持つことの重要性がここにあります。

焦りを感じた時、次のような点を意識することが有効です。

  1. 長期的な目標を設定する:目先の結果に囚われず、長期的な視点を持つことが重要です。目標に向かって小さな一歩を踏み出し続けることで、大きな達成感を得ることができます。
  2. プロセスを信頼する:成功者や専門家が何年もの歳月をかけてその地位を築いたことを忘れてはいけません。彼らの成功には、見えない努力や失敗が数え切れないほどあります。自分の努力が無駄ではないと信じ、プロセスを信頼しましょう。
  3. 自己リフレクション:目標に到達するためには、定期的な自己評価が欠かせません。今のアプローチが機能していない場合、戦略を変更する勇気も必要です。
  4. 忍耐を育む:忍耐は一朝一夕に身につくものではありません。小さな挫折を経験しながら、徐々に忍耐力を高め、困難に立ち向かう準備をしましょう。

ストレスには2種類ある

マサチューセッツ工科大学(MIT)の研究によると、ストレスは「挑戦」と「脅威」の二つの視点で捉えることができます。

結果がすぐに出ない焦りや不安も、「挑戦」としてのストレスならば、それは成長や学びの機会です。

この視点の変化が、困難を乗り越えるレジリエンス(回復力)を育てることに繋がります。

最終的に、すべての努力は時間が解決してくれることも知っておくべきです。

果実が実るまでには時間がかかります。

焦りではなく、今自分にできる行動に集中し、プロセスを信じることで、長期的な成功への道が開けます。

結果が出るまでの「間」を大切にし、そのプロセスを楽しむことが大切です。

楽しむことによって人生はより豊かなものになるでしょう。

何事も焦ってしまっては、結果を出すこともできません。

広い視野を持って、自分とも向き合っていくことも大切です。

▶︎カウンセリングをご希望の方はこちら

▶︎プロフィールはこちら