こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
被害者意識が強い人が家族やパートナーだったり、職場にいて苦しんでいる人はいると思います。
近い存在であればあるほど毎日その言動に振り回されてその対応に疲れてしまう。
そのようなことで悩んでいる人からのご相談をいただくことがあります。
日常的な会話をしても、「それって私が悪いってこと?」と歪曲して話してくるのでコミュぬケーションが取れなかったりしますよね。
また、毎日のように愚痴や、文句、悪口なども多い。
毎日話を聞いているのも疲れてきてしまいます。
例えば、
会話をしているときに「あなたのこといってるわけじゃないよ」「そういう意味合いじゃない」と言ったような会話は日常茶飯事で、急にキレ出したり、根に持たれたりしてしまう。
常に相手のことを気にしながら顔色を窺っていくのはとても苦しいですよね。
そんな人が近い人であればあるほど「どうすればいいのだろう?」考えて答えが出ずにモヤモヤすると思います。
では、このような人に振り回されないで毎日を平穏に過ごすにはどうすればいいでしょうか。
被害者意識が強い原因
「被害者意識」とは、自分が他人や状況の犠牲になっていると感じ、その結果自己中心的な思考や行動を引き起こす心理状態を指します。
また、その原因は、幼少期の家庭環境にあることも多く、親との関わりで親が攻撃的だったり、親が自分のことをわかってくれずにあまり向き合ってもらえなかったりした経験から被害者意識が強くなってしまった。
それは、自己防衛の一種でもあり、被害者意識が強い人は、攻撃的になることもよくあります。
参考文献:Scientific American
そして、被害者意識の強い人は、だいたい4パターンの被害者意識を持っています。
「やらされる」:何かをお願いしても、「私ばっかり!それって私がやらないといけないわけ?」とキレ出します。
「責められる」:自分のミスを認めずに、攻撃的になり逆ギレしてきます。
「大切にされない」:自分の思い通りの行動を取らないと「大切にされていない」と責められます。
「こんな自分になった(された)」:自分が原因なのに、相手のせいにして問題を受け止めません。
と言った感じです。
あなたも思い当たる節があるのではないでしょうか?
こんな感じの人と毎日のように一緒にいるのって結構辛いですよね。
結婚していたらすぐに離婚したくなる。そんな気持ちもわかります。
ですが、なかなかそうはいかないから悩んでいるのですよね。
では、このような人に対してどう対処すればいいのでしょうか。
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被害者意識が強い人の言動に反応しないこと
被害者意識が強い人に責められたり、攻撃的になってくる標的にされる人は、総じて、心が優しい真面目な方が多いです。
なので、相手が被害妄想や被害者面してくること全てに対して、それは違うよと優しく相手にしてあげていると思います。
実は、その行為が相手を助長させてしまっています。
なぜなら、相手は被害者で居続けたいので、かまってもらうことで、何度も被害者意識を持つことができるからです。
つまり、かまってしまうことで、助長してしまうのです。
ですので、相手に反応しないことが1番です。
とはいえ、毎日一緒にいる場合は、どうしても会話をしなければいけません。
1番は相手の話に乗らないこと。
君はそう感じているんだね。私はこう思うよと自分の考えをはっきり伝えること。
そして、たいていが湾曲して自分の方向に捻じ曲げてくる人が多いので、そんなことは一言も言っていないとはっきり伝えることも大切です。
相手の問題は相手の問題であって、あなたには関係ない
被害者意識が強い相手のことをあなたが背負う必要はありません。
相手が、被害者面していても、それは相手が感じることであってあなたは関係のないことです。
ですので、相手の問題に対して、あなたが感じる必要はありません。
被害者意識が強い人は、自分が被害者になることで、あなたに罪悪感を与え、あなたを思い通りにコントロールしようとします。
なので、適切な距離感を保つことです。
私はそう感じていない。
そう意思表示をして、それ以上は関与しないこと。
これはとても面倒で苦しいことかもしれません。
しかし、そうすることで、相手は自分が被害者になれないのだと学習し、そんな言動や行動は減っていくでしょう。
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相手に手を差し伸べることは重要ですが、そのためにあなたの幸福を犠牲にしないでください。
あなたは何も悪くはありません。
相手の感情は相手が勝手に思うものであり、あなたにはあなたの感情があります。
ですので、あなたはただ、淡々と事実のみを相手に伝えてそれ以上は介入しないことです。
そうすることで、相手の言動、行動は減っていくでしょう。
とはいえ、なかなかうまくいかないこともありますし、あなた自身がその環境から自分はどうしたいのか?と言うこともあると思います。
心と頭の整理する際には、カウンセリングも有効です。