こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
「自分の子どもを愛せない」このように感じる母親は、誰にも相談できずに、
ずっと苦しく辛い状態のまま子育てをしています。
自分の子どもを愛せないなんておかしい!いけないことだ!
とわかっていながら、それでも子どもは私を不幸にするために
産まれて来たのでないかと思うほど、愛することができない。
このように、親にとって「自分の子どもを愛せない」という感情は、
言葉にできないほどの苦痛と混乱を伴います。
社会的な期待や「母性」という概念によって、
親が抱くはずの「無条件の愛」が当然とされている中で、
愛情を感じられない、あるいは憎しみすら感じるという内面の葛藤は、
孤独や罪悪感、絶望へと繋がります。
誰にも言えずにずっと辛いかったですよね。
そんなあなたに伝えたいことがあります。
子どもを愛せないと言う感情は、おかしいことではない
まず大切なのは、あなたの感じているこれらの感情は「正当」であると受け入れることです。
感情には正しいものも間違っているものもありません。
それはあなたが現在直面している状況、ストレス、過去の経験から生じる、人間としての自然な反応です。
例えば、母子家庭という環境だったとしたら、経済的、情緒的にも多大なプレッシャーを伴い、親としての役割と職業との両立は容易ではありません。
それ以外でも、旦那が子育てには協力的ではなく帰りも遅く話も聞いてくれないと言う環境であれば、母子家庭の環境同様に余裕はないはずです。
また、もし子どもが不登校だったり、問題を抱えていたりすると親としての不安や挫折を増幅させ、余裕を一層奪っていくでしょう。
愛せないと言う感情の裏側には、子どもへの愛情も隠れている
しかし、「愛せない」という感情の背後には、あなた自身の心の叫びが存在しています。
その叫びや葛藤とは、愛せないと感じている気持ちの裏側に、いやそんなはずはない、私が愛してあげなかったら誰がこの子を愛してあげるんだろう、という愛情ではないでしょうか。
もしかしたら、自分自身に余裕がないから愛せないのかもしれません。
その「余裕」を取り戻すための第一歩は、自分自身の感情を抑圧するのではなく、受け入れ、理解しようとすることです。
自分自身に対する深い理解と優しさが、子どもへの新たな接し方への道を開くかもしれません。
とはいえ、いきなり感情を受け入れて理解しろ!と言われてもできませんよね。
あなたは十分母親としても、お子さんのことを考えて頑張っています。
毎日生活に追われていて、その中で子どもが上手く生活出来ていないと、それは親としてかなりストレスになります。
難しいかもしれませんが、お子さんに対する気持ちに少し距離を置いてみてはいかがでしょうか。
仕事に集中するでもいいと思います。
また、十分頑張っている自分を少し労ってあげてください。
あなたは疲れていませんか?
最近いつ休みましたか?
何も考えずにぼーっとしたのはいつでしょうか?
それを思い出せないくらい頑張っていませんか?
一度、立ち止まって休むことも大切です。
頑張ってきて自分を犠牲にしてきた分、自分を大切にして行きませんか?
貴方がお子さんを愛せないと感じるようになったのは、
ご自身を犠牲にすることが多かったからかもしれません。
十分な休息、趣味や興味を持つ活動、そして何よりも自分自身の感情と向き合う時間を持つことが、精神的な回復と癒しを促進します。
「愛せない」という現在の感情は、あなたが悪い親であるという意味ではありません。
それは、あなたが直面している困難からのサインであり、変化を求める心の声なのです。
その声に耳を傾け、自分自身をケアし、必要なサポートを受け入れることで、子どもとの新しい関係性の構築と、自分自身の内面の平和への道が開かれて行きます。
まずは話をしてみるだけでも心が軽くなるかもしれません。
誰にも話すことができないことはカウンセラーに頼っても良いんですよ。
あなたは十分頑張ってきたのですから、自分の幸せも考えて行きましょう。