こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
辛い時に頑張れないのですが、どうすれば頑張ることができますか?
頑張れないことによりさらに自分を責めてしまい苦しくて辛いです。
辛い時でも頑張り続ければ成果は必ず出るから、悩んで下向いてる暇なんてない、
体調を崩している暇もない、頑張らないと達成できない。このように、辛い時でのさらに頑張らないと!と考えて、頑張れない自分を責めている方もいます。
頑張っているあなたは、とても素晴らしいですし、そんなあなたに対して、
頑張らないくてもいいよ!なんてことは簡単に言えません。
ですが、辛い時でも頑張らないといけないと考えてしまうことは実は心身に悪影響を起こしてしまいます。
しかし、頑張らないといけない何かがあるからそれでも頑張ろうと考えて悩んでいるのですよね。
あなたは、今も一生懸命頑張っていると思います。
そんなあなたにぜひ知ってほしいことがあります。
頑張るの意味とは?
「頑張る」と言う言葉は、今では、良い意味で使われていたりもして、忍耐し努力すると言う意味合いが強いと思います。
頑張るの本来の意味は、
我意を張り通す。
広辞苑
という意味があります。
つまり、自分の考えを変えないで押し通すことです。
正しく、辛いのにもっと頑張らないといけないと考えている状態は、「自分の考えを変えないで押し通すこと」すなわち「頑張っている」ことになりますよね。
辛くても頑張らないといけないと考えている人は頑張ることが目的になっていませんか?
最初は、目標に向かって頑張っていたのだと思います。
しかし、なかなか期待した結果が見えずに、もっと頑張らないと、頑張りが足りないから結果が出ないんだ!
とさらに頑張らないと(我を通さないと)いけなくなってしまっているのと思います。
辛いのに、歯を食いしばって辛い時に頑張ることで得られることはあるのでしょうか?
頑張るのは手段ですよね?
それは、最初の目標を達成するために頑張っていたはずですが、いつしか、
頑張ることが目的になり、辛い時に頑張らない自分を否定してしまうことになっています。
なんのためにその目的に向かいたかったのか?
それは、今頑張っていることで本当に叶えられるのか?
冷静に考えてみると、もしかしたらそこまで頑張らなくても良いかもしれません。
辛い時でも無理して頑張ることは、心理的及び身体的健康に多くのリスクをもたらすします。
もし、あなたが頑張ってきて、辛い時に頑張れない!と悩んでいるのなら、それは、「バーンアウト」とも関連しているかもしれません。
バーンアウトは仕事や日常生活での持続的なストレスが原因で、疲労や無力感、成果に対する無関心などを引き起こします。
バーンアウトとは、それまでひとつの物事に没頭していた人が、心身の極度の疲労により燃え尽きたように意欲を失い、社会に適応できなくなること。
バーンアウトシンドローム
一種の燃え尽き症候群です。
頑張ることに疲れてしまっている状態の自分を理解し、休むことも大切です。
あなたは、一生懸命頑張っていますよね。
少し立ち止まる勇気を持って、休むことも必要です。
「もっと頑張らなきゃ」と自分を追い込んでいませんか?
「頑張る」という行為が、実は心身のバランスを崩す一因になっているかもしれません。
「頑張る」という行為自体が目的になり、原初の目標を見失うことがあります。
でも、一度立ち止まり、深呼吸をしましょう。
本当に達成したいこと、心から望む変化は何でしょうか?
「今、ここ」で感じている感情に正直になることから始めましょう。
自分にとって何が重要で、どんな生活を送りたいのかを明確にすることが第一歩です。
また、「完璧でなければ」と自分を追い込む必要はありません。
小さな成果も認め、自分を褒めることで、精神的な余裕が生まれ、目標に向かう力にもなります。
私たちが「頑張る」と自分に言い聞かせるのは、目標達成への一種の献身かもしれません。
ですが、その献身が自己犠牲につながっては、本末転倒です。自分自身が健康で、心に余裕がなければ、目標への道は遠のくばかり。
「頑張る」のではなく、「賢く生きる」を選びましょう。自分の内面と向き合い、自己ケアを実践することの大切さを、これからも共に学んでいきましょう。
それでも頑張れない自分を否定してまう時は、カウンセラーなど専門家に相談することも大切です。
あなたの心が消耗しすぎる前にお話だけでも聞かせてください。
一緒に問題解決に向けて考えていきましょう。