こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
他人からの評価が気になってしまい、ミスすることを恐れて行動できなくなってしまったり、
失敗すると嫌われるのではないか?
できないやつだ、と思われてしまったんじゃないかと不安になってしまう。
このように、人の評価を気にしてしまう人は結構多いと思います。
悩み投稿サイトでも、他人からの評価が怖いという相談は多いです。
家を出たら全ての人は私のすべてを評価してくるような感覚に陥ります。 私の服装は大丈夫か、匂いは変じゃないか、髪型はおかしくないか、挙動不審じゃないか常に不安に晒された状態で道を歩いています。もちろん家を出る前もこの服装は変じゃないか、この髪型で大丈夫かを気になって家を出る前に鏡を何度も気にします。外出先から帰ったあとも人とした会話で変なところはなかったか、あの言葉を言って相手はどう思ったか、嫌われたんじゃないか、そんな毎日の連続です。
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このように、他人からの評価を深刻に恐れるという問題は、確かに人間関係の構築や新しい体験への挑戦を困難にするものです。
この恐れがあると、自己表現が抑制され、孤立や不安を増幅させる可能性があります。
他人の評価が怖いと感じる理由
幼少期の家庭環境にあります。
批判的な親や兄弟に囲まれ、一貫して否定的な言葉を浴びせられると、子供は「自分は評価されるべきではない」と学習します。
これは自尊心の低下を招き、他者の視線や評価を過度に気にする傾向につながります。
さらに、批判的な家庭環境では、人は他者の欠点を探す「スキル」を身につけてしまいます。
これは、自分自身や他人を貶めることで一時的な安心感や優越感を得るという学習プロセスの結果です。
しかし、長期的にはこれが人間関係の構築や維持を困難にし、
社会的な孤立をもたらす原因となります。
本来安心できる家族との場のはずが、毎回否定的な言葉を浴びせられていたら、
落ち着くひまもないでしょうし、自分を否定してしまうきっかけにもなってしまいます。
他人の評価が気になることをダメだとジャッジしないことが生きやすくなる鍵です。
自分が他人の評価を気にしていることを「ダメなこと」と決めつけると、
さらにストレスやプレッシャーを感じることになり、心の負担が重くなるかもしれません。
重要なのは、この感覚を「人間らしさ」の一部として受け入れ、
自己受容のプロセスを進めることです。
他人の目を気にするのは、多かれ少なかれ誰もが経験することです。
私たちは社会的な存在であり、他者との関係の中で自己認識を形成します。
人間が集団の一員として生きる上で、他者の反応や評価は
自己意識や行動の選択に影響を与えるのが普通です。
問題は、他人の評価が自分の心の中で過度に大きな影響を持ち、
自己価値の全てが他者の視線に依存してしまう状態に陥ることです。
これが過剰になると、自分の内面の声が聞こえにくくなり、
本当に大切なものが何なのか、自分は何を望んでいるのかが見えにくくなります。
他人の評価を気にしすぎる自分を否定するのではなく、自分にもっと目を向けることです。
他人の評価が気になる自分を受け入れることから始めましょう。
評価が気になってもダメなわけではありません。
ただ、それが過剰に反応してしまうことで、自分が苦しくなってしまうのですから、
その過剰な反応をコントロールできるようになれば良いのです。
無理に評価を気にしない自分になる!と思ってもできるものではないですよね。
そこを目指す方がよっぽどストレスになってしまいます。
なので、まずは、他人の評価が気になる自分を受け入れることから始めます。
それは人間として当然の感情であり、自分を責める必要はありません。
その感情を受け入れ、自分を支え、優しく接することが重要です。
そして、自分の感情を押さえ込まないことです。
否定的な自己評価ではなく、肯定的に考えらるように他人の目ではなく
自分の感情を感じるようにしましょう。
自分の感情をただ感じきること
深呼吸をして、良い、悪いなどジャッジもせずにただ、今自分は怖いんだなぁとか、
思っている感情をそのまま感じてください。
そうすることで、冷静に、客観的に自分を見ることができます。
他人の評価を恐れていると言うことは、他人の価値観に反応していると言うことです。
あなたにはあなたの良さがあります。
その自分の素晴らしさに目を向けることで自分を大切にすることができます。
他人の評価ではなく、自分にとって何が本当に意味があるのか、どんな価値を大切に生きたいのかを明確にします。
その価値に基づいて行動することで、他人の目から自由になり、内面の充足感を得ることができます。
自分を否定するのではなく、穏やかな心で自分を理解し、支え、導いていくことが、
より健全で幸せな人生への道となるでしょう。