こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
相手は、せめているつもりは全くなくても、責められていると感じて、不機嫌になったり、
急に怒ってしまったりすることで、場の空気を悪くして落ち込んでしまいます。
例えば、
「何であの時〇〇したの?」とか、 「〇〇の詳細を教えてくれる?」とか、
「〇〇する時は〇 〇して下さいね」など、 全く強い口調でもないし、責める内容でもないのに、何故か私はいつも責められている、怒られている、怖い、という感じ方をしてしまいます。
プライベートでもそんな調子で、人の言った事に異常に反応してしまいます。
そのうち自分の事を自分で責める癖?というか、自分のダメな所探しばかりするようになって、いくら辞めようと思っても辞め方がわかりません。
自分が問題ではなくても自分のせいだと感じてしまいとても苦しいです。
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常に責められていると感じ、自分を責めることをやめられないのは、
本当に苦しいことだと思います。
「責められている」と感じる心理的背景
この感覚が生じる背景には、幼少期の経験が深く関わっています。
子どもの頃に受けた批判や、愛情表現の欠如、親や周囲からの過剰な期待などは、インナーチャイルド、つまり内なる子どもの部分に傷を与え、それが「責められている」という感覚となって現れるのです。
また、「責められている」と感じる心理的背景には、様々な複雑な感情が絡み合っています。
これらの感情は、個人の過去の経験、特に幼少期の体験や、育った環境に深く根ざしています。
では、責められたと感じる感情の裏側には何が隠されているでしょうか?
責められているに隠された感情とは?
そこには、不安・恐れ・劣等感・怒りなどが隠されています。
批判や否定的なフィードバックが、安定した愛情や承認の不在により、
深い不安感を引き起こす場合があります。
これは、愛されていると感じられない、
または価値が認められないという恐れから来るものです。
また、「間違いを犯す」ということに対する恐れや、
愛情を失う恐れが、他人からのコメントを攻撃として受け取ることに繋がります。
そのような不安や恐れは、劣等感としても現れます。
自己価値の欠如感や、常に他者と自分を比較して劣っていると感じることが、他者の言動を負の方法で解釈する傾向に影響します。
このようなことに対する防衛反応で不当に扱われたと怒りも出てきます。
これらの感情が蓄積され、日常生活のさまざまな場面で「責められている」と感じる状況を作り出します。
重要なのは、これらの感情や認知の歪みは、
個人の心の中に長く存在する深い傷や不安から来るものであり、
それらに対処するためには自己理解と自己受容が必要になります。
責められていると感じずに自己否定をやめるには?
まずは、過去の自分を癒していくことが大切です。
この問題は、こインナーチャイルドが感じる恐れや不安を形作り、
大人になってからの関係性やコミュニケーションに影響を及ぼしています。
まず、自分の内なる子どもと対話することから始めましょう。
インナーチャイルドとは?「内なる子供」です。子供のころの記憶や感情のことですが、主にネガティブな記憶や感情を意味し「傷ついた子供の心」のこと
Wikipedia
インナーチャイルドは過去のあなたです。
その子が感じている恐れや不安を理解し、受け入れ、慰めの言葉をかけてあげることが大切です。
自分自身を責めずに、自分を深く愛し、許すことです。
過ちや過去の経験は、あなたが今ここにいる理由です。
自分を優しく抱擁し、自己批判に満ちた内なる声に耳を傾けるのではなく、
自己への深い理解と共感を持って接しましょう。
相手は、責めているわけでもなく、あなたの価値を貶めるものではありません。
あなた自身の内面にある深い傷と向き合い、心の癒しを促すものです。
あなたの内なる子どもが必要としている愛情とケアを、自分自身から与えることの大切さを、この機会に改めて認識してください
しかし、自分の過去と向き合っていくことはとても勇気が必要なこともあります。
見たくないことにも向き合っていかなければいけない場合もあります。
もし一人でできないときは、カウンセラーを頼ってみてください。
あなたの一緒に問題解決に向けて考えていきます。