こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
苦しい時こそ頑張るんだ!
困難は頑張って乗り越えるものだ。
嫌なことからは目を背けずに向かっていかなければいけない。
このようなことを親からも言われたことってあるのではないでしょうか。
辛くても歯を食いしばって頑張っていればいつかは必ず楽になる。そんな価値観が当たり前のようになっているので、「嫌なことから逃げる」ということは悪いことだと思っている人も多いです。
時には逃げずに立ち向かわないといけない場面もあるのですが、本当に苦しくて辛いときは、逃げても良いと思います。
『嫌なことから逃げる』そんな自分を変えなきゃと思い、今まで自分なりに考え、 嫌な気持ちを『変われるチャンス』と信じ歩いてきましたが、今また止まってしまいそうです。
人によっては『そんな小さなことで』『もったいない』『また昔のように逃げる気?』と言われてしまいます。
自分の中では、『そうだ!!がんばらなきゃ!!』と思ったり、人には辛さの感じ方も違うし、自分は自分』って、いろんな考えが交差してまとまりません。
でも、気持ちをまとめる時間もなく、明日がすぐきてしまうんです。
朝がくるのが憂鬱です。
時には、逃げることも必要だけど、逃げてばっかりでは変われないとも思って苦しくなります。
このように悩んでいる方は多いのではないでしょうか。
嫌なことから逃げなくなる姿はあなたが本当に変わりたい自分ですか?
「嫌なことから逃げない」ことを変えないといけない!と感じている人の多くは、「逃げる」=「ダメなこと」と捉えていると思います。
なので、嫌なことから逃げる自分はなんてダメな人間なんだ!と自分を否定し、そんなダメな自分を変えるために、嫌なことから逃げない自分に変わらなければいけない!と思っています。
それって、本当にあなたらしい自分でしょうか?
なぜ変わらなければいけないのでしょう。
あなたが本心から変わりたいと望んでいることですか?
周りの価値観や、逃げないことが正しいことだと思わされているからそのようにしないといけないと感じてしまっているのではないでしょうか。
逃げることっていけないことですか?
そもそも逃げるの意味とはどんな意味でしょうか?
goo辞書
- 危険を避けて、相手の力の及ばない所へ去る、また身を隠す。
- 「敵前から―」避けて、不利な情況におちいらないようにする。
とあります。
つまり、逃げることは自分を守ることでもあるのです。
正直、逃げることは悪いことでなく、周りの価値観で変わらないといけないと感じていることが問題なのではないと思います。
逃げることがいけないという価値観に囚われて、逃げないことを良しとしてしまうことで、頑張り続けて心身ともに疲弊してしまうこともありますよね?
例えば、ブラック企業で働き、休みもなく、寝る間も惜しんで働き、その結果命を絶ってしまう。
これって、逃げないことが正しいことではないはずです。
なんで辞めないの?と多くの人は言うでしょう。
しかし、世の中の逃げるのは悪という価値観から逃げることを選択できないという人もいます。
逃げてもいいんです。
逃げることを良い、悪いと捉えてしまって、変わらないといけない!と決めつけて苦しむことの方が問題なのですから。
時には逃げることも必要です。
逃げる自分はダメだと考えてしまうあなたは、とても真面目で自分に厳しい人だと思います。
だから、そんな自分を悲観し、責め続けてしまいます。
その自己否定が問題なのです。
自分とは違う「あるべき自分」を目指すのはやめて「なるべくしてなった自分」を受け入れることです。
嫌なことから逃げても嫌なこと、嫌いなことができるようにはならない
嫌なこと、嫌いなことから逃げずに向き合ったとしても、それを克服できる人って一握りでそれは食わず嫌いだったような人です。
年を取ろうが、いくら苦労しようが嫌なものは嫌ですよね?
誰かから認められるような仕事をしなければいけないか? 嫌なことや苦労は乗り越えなければならないか? なにか大変なことに挑戦しなければいけないのか?
全部、幻想です。私たちはいつのまにか、そういう雰囲気に洗脳されているんです。
これは本当に怖いことです。
では、どうすればいいのか?それは、視点を変えることです。
立ち向かわなければならない嫌なこと、苦労、挑戦に目を向けるのではなく、どう逃げたか? どんなタイミングで逃げたか? なにに逃げたか? 逃げるなんて思いつかないくらい楽しいことはなにか?
そのような見方に変えること。
そして、逃げる自分を受け入れて、そんな自分も自分だと認めることから始めてみることです。
ただし、なんでもかんでも嫌だから逃げるでは、責任がついてくる大人の社会ではそれなりのツケを払わないといけない時もあります。
ですが、逃げないことで苦しんで辛いのなら逃げてもいいと私は思います。
その時は、ご相談いただければ一緒に考えていきますので、ご相談ください。
逃げることから学ぶこともたくさんありますよ。