こんにちは。
生きづらさを解消するメンタルコーチ 李春明です。
最近はモラハラによるご相談も増えています。
離婚率は年々増加していルそうです。
その理由の中にモラハラ離婚というのは増えているようです。
参考文献:厚生労働省
モラハラは、表面化しないことが多く、
女性が被害者になっているケースが多いように思われますが、
男性が受けるモラハラもあります。
そのどちらも表面化しにくいケースが多く、その理由は、
「私だけ我慢すればいい」という考えがそこにはあるからです。
男性の場合は、気が優しく真面目な人が多く、
妻のモラハラを一人で耐えてしまい、孤立してしまうパターンが多いと思います。
なので、我慢してしまって、誰かに相談するというところまでいかないケースが多いです。
一方、女性の場合は、経済的な面から専門家へ相談できない、相談が継続できない。
と言った問題も隠れているのではないでしょうか?
離婚するのも大変です。私さえ我慢すれば良いんだろうと耐えるのは思考停止して行動を起こさなくて済むので楽ではあります。
結婚を継続すれば経済的に子供たちに迷惑をかけることはないですが、私が攻撃されるのを見て育つのはやはり人格形成に悪影響ですよね。
もう考えるのも面倒臭く、いっそ死にたいです。
私たち夫婦が仲良く過ごすのが一番良いのは分かっていますが、子供が生まれてから旦那が支配的になり、話が通じなくなってしまい無理そうです。
旦那の機嫌を取り続けなければ家の空気が悪くなります。
こんな息苦しい家庭で育つ子供ってどうなるんでしょう。
世話をしないけど収入のある旦那と、世話をしてきたけれど経済力のない私では子供たちはどちらについても幸せになれ無いでしょうか
。離婚してもしなくても子供に皺寄せがいく。詰んだ。どうすればいいかもわからないしどうしたいかもわからない…。 子供が犠牲にならずに済む形が見つからない…
Yahoo!知恵袋
このようになるまで追い詰められてしまうことは本当にお辛いと思います。
どうしていいのかわからなかったり、辛すぎると思考は止まってしまいますよね。
それほど感情的になっているわけですから視野も狭くなり、
良い考えや情報を見ることができなくなってしまっていると思います。
そんな状態のあなたに、今すぐ持っていただきたい考え方をこれからお伝えしたいと思います。
私だけ我慢すればいいという思考は楽にはならない
私さえ我慢すれば良いと考えて我慢してきたあなたは、本当によく頑張って耐えていると思います。
ご相談されるクライエントさんの中には、モラハラに耐えられない自分は弱いのですか?
弱いからモラハラを受けるのですか?とおっしゃっていた方もいましたが、そうではありません。
我慢して楽になることはあり得ません。
あなたは悪くないんですよ。
お子さんのことを考えて我慢し続けるあなたはとても子ども思いで優しい人です。
ですが、我慢してもあなたの心は傷つき、疲弊し、悲鳴をあげていますよね。
楽になっているのではなく、我慢することで何も考えないようにしているだけかもしれません。
それはあなたを余計に苦しめ、相手のモラハラをより助長してしまいます。
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相手との共依存関係がモラハラを助長させている
モラハラを受ける人は被害者でもあり、加害者でもあることを自覚しなければ相手の距離感を適切に保つことができません。
参考文献:厚生労働省
加害者と言われると「私が悪いことをしているの?」と思ってしまうかもしれませんが、
そこには被害者意識があり、被害者でいる自分にメリットを感じている場合もあります。
こんな人でもいいところがあるから。
子どもには優しいから。
とかではなく、事実をただ見てください。
相手は、どんな言動や、行動をとっていますか?
相手を正そうとしたり、理想の関係に期待するのではなく、あなたが心からどうしたいのか、自分の感情と向き合ってください。
離婚したら経済的にやっていけないからという未来の不安ではなく、「今ここ」をまずは見てください。
経済的な問題は、様々な支援もあります。
今は視野が狭くなっているので、冷静に物事を見ることができなくなっているのだと思います。
配偶者暴力相談支援センターや、各市役所などでも無料で相談ができます。
経済的な問題がある場合でも支援を得られる場合もあるので、勇気を出して相談することも手段です。
自分の感情を正直に感じることがモラハラから抜け出すためには必要です。
我慢することではなく、相手を正したり、顔色を伺うのではなく、あなたがされている事に対して、あなた自身がどのように感じているのかをしっかり感じてください。
モラハラを受けている人は、自分の感情に対して麻痺してしまっています。
なぜなら、傷つきすぎて、自責が増えて、自分の感情を感じない方が楽だからです。
これは、ある意味現実逃避でもあります。
しかし、確実に心は疲弊し、悲鳴をあげているはずです。
感情を感じることで、意識を相手から自分に向けることができます。
子どものことも大切かもしれませんが、まずは、自分です。
自分を大切にできるのは他でもないあなた自身ですから。
なので、まずは自分を大切にすること。
自分の感情を素直に受け止めること。
そこから始めていきましょう。
そうすれば、あなたが「どうしたいのか?」が見えてくると思います。
そのためには、まずは、自分の感情と向き合うということをやってみてください。
ただ、一人でできない、怖いという人もいるかもしれません。
そんな時は、カウンセリングで一緒にあなたの問題と向き合っていきましょう。
大丈夫。あなたは一人ではありません。
今まで一人で頑張ってきたのですから、あなたと一緒にこの状況から自分を幸せにしていきませんか?